研修ビデオの提供において、短めに提供するという要望を受けることがあります。
これだけ大量のコンテンツがある時代で、みんなの時間の奪い合いであるのは間違いがない事実ですから、短さはここで好まれます。
私が提供するコンテンツがNetflixと競合するとまではいいません。しかし、YouTubeくらいとは競合する場合はあるでしょう。
短くする限界
短くするには限界があります。
- 口調を早くする
- 若干早回しをする
- 間を詰める
で対処をする場合に、できる限界があります。
抜本的に改善するには、細かな例示をなくしたり、主要な要素に絞って提供をする必要があります。
この場合には、きちんと内容の選定を行って効率的な提供をする必要があるでしょう。
ビデオの雰囲気、会話の雰囲気、スピーチを考えると、フルで提供したい気持ちが出ます。
全体を伝えるのは、それはそれでいい内容だからです。
要素を伝えたいのか、動画全体を伝えたいのか。
提供側としては全体を見てほしいという気持ちはあります。
しかし、相手がほしいものを提供することを優先するようにしています。
論文が好まれるか
長いものが好まれるかどうかは、論文が好まれるかどうかという観点が考えられます。
研究の方であれば、それが十分な内容になっているか考えるでしょうが、一般の方からすれば読みにくいでしょう。
専門の方でも、論文を端折って読むことも多いです。
当然ですが長ければいいという考えから外れていくことが分かります。
突き詰めれば、必要な箇所だけを伝えることになります。
一つのトピックセンテンスに対して、論拠を3程度提供するのが普通だとしても、それを2つにしたり1つにしたりなど、短くする工夫があるでしょう。通常の型に入りたいですが、そこをぐっと抑えるのもやり方です。
網羅的よりもインスピレーションのヒントを得られるか
端折る場合には、相手にインスピレーションを与えられるかを意識します。
行動を起こしてもらえるかというのが一義的な意味です。
聞いて終わりになってしまうと、他と差別化しにくいです。
特定の人に対してでも、そういったインスピレーションが湧くことを目指しましょう。
時間比例価格がそぐわない
短くした場合には、ビデオの1本の単位で価格を提示した方がいいです。
撮影や編集の手間が減ったとしても、内容を考える際には、トピック全体を抜き出します。
そこから内容を絞ったり、言い方を簡単に変えたりすることをしていけば、フルの内容を作るのとそれほど変わらなくなってきます。
提供する側として価格が合わなくなってしまうと困ります。
その場合は1本単位で価格提供に変えるといいでしょう。
短い価値。コンテンツを短く出すことを臆さない
短いと内容が薄い、良くないと考える人がいるかもしれません。
しかし、最近は皆忙しく、コンテンツを確認するにも短い時間で済ませたいという方もいます。
どの方を目指すかにもよりますが、コンテンツが短くても大丈夫です。
ブログでも極端に短い方もいますが、それでも読まれている人もいます。
動画コンテンツでも同様に、長い価値と短い価値と両方を比べておきましょう。
その上で、短いコンテンツが好まれることや、その価値を見直して提供すると、意外とニーズに合います。