暗号通貨が流行っていますよね。
コピーや改ざんができない固有の価値を持っているものとして、代替通貨として扱われます。
このようなコピー・改ざんをさせない仕組みがNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)と呼ばれる固有値を与える方法で行われます。
暗号通貨のように演算で発掘する他、最近では歩くとこのように稼げる仕組みもできています。
今回は、ゲームをするだけでNFTが稼げるという仕組みもできつつあることをご紹介します。
ゲームをするだけで稼げる
「ゲームをするだけで稼げる」の仕組みは、獲得したデータの売買を出口とします。
例えば、なかなか手に入らないアイテム。
NFTを与えれば、世界に唯一無二のアイテムです。
ゲームをしてアイテムを育て、育てたアイテムを売ります。
アイテムだけではなく、キャラクターも同様です。
これまでは、ゲームソフト内で強いキャラクターを育てて、そのデータを売ります。
「売るもの」と認識して育てると、純粋にゲームを楽しめるかわかりません。
でも、ふれこみとして「ゲームをするだけで儲かる」(Play to Earn)と呼ばれます。
なお、ゲームへの認識が少しずつ変わっているのも特徴です。
「ルールが決まっている」「やれることが決まっている」ようなゲームから、「ルールをつくる」「アイテムやキャラクターをつくる」ように変わってきます。
だから、ゲームは決まったルールの下で行うと思っている方にとって、ちょっと違う印象を持つかもしれません。
価値のやり取りでは市場の安定性が気になる
まだまだ市場はこれからです。
代表的なNFTゲームは、サッカー選手、アイテム、カードを育てて売るという仕組みです。
ただ、問題点として
- 取得に時間がかかっても人気があるか
- 小作農化する
- ゲーム運営に経済的公平性があるか
辺りが気になります。
ひとつ目、取得に時間がかかって人気があるか。
例えば、サッカー選手をつくるゲーム。
100時間と1万ドルを消費して一生懸命つくった選手AとBがいたとして、どちらも同じような人気が出るのでしょうか。
高く評価されることもあるでしょうが、低く評価されることもあるでしょう。
投下した時間に結果が比例しないのはサービス系製品のいいところですが、逆に不安定性とも表現できます。
ふたつ目、小作農化する。
稼ぐ、始めるには初期投資が必要です。
時間は人々に公平に存在するとしても、資本は人によって大きな差があります。
結果的に、お金を持っている誰かが資本投下をして、それをお金がなくて時間がある人が借りる。
小作農のようにいくらかフィーを資本投下した人に払ってゲーム内のデータをつくっていきます。
どこかで見た光景ですね。
みっつ目、ゲームの運営の公平性。
データをつくれる、それを取引できるとしても、市場が公平に、透明性を持って運営されている必要があります。
株式市場がいい例ですよね。
証券取引法や金融商品取引法でガチガチに固めても、不満や不正が出てきます。
ゲームで稼げるとわかっても、胴元とプレイヤーの配分は適当なのでしょうか。
途中でゲームの魅力を損なうようなルール改正などないのでしょうか。
そもそも、そのゲーム自体の魅力を運営側は高めてくれるのでしょうか。
NFTが組み込まれるゲームは、ルールがかっちり決まっているというよりも、ある程度「こんなゲームにしますよ」というお題目だけつくって、その後の詳細はプレイヤー側でつくりあげていく側面が強いです。
公平という点がどこまであるのか、気になるところです。
投機的側面が強め
ゲームという言葉はたくさんの理解をされます。
勝ち負けがあるものだという人もいれば、今は、時間を過ごすだけのゲームも流行っていますよね。
NFTのような投機的側面の高い仕組みが入ってくると、テレビゲームなどをしていた層とは別の層が入ってくると考えられます。(良し悪しという意味はありません。)
例えば、パチンコやスロットにハマっていた方は、「払うからその分還元して楽しませてくださいね」という傾向が強めです。
そして、NFTでのリターンがあると、テレビゲーム層のような楽しみ方とは別の人たちが入ってきます。
すでに仕組みが崩壊したと指摘されるNFTゲームも、実際にいくつかあります。
一元論で悪と断罪する必要はないですが、生業として稼ぐには問題点が多いです。
ただ、市場の一つとして観察するにはたのしいもの。
気になったら、ちょっとのぞいてみましょう。
【編集後記】
ワクチン3回目の2日目。
ちょっとだるめになってきました。
熱が少し上がってから解熱剤を飲んで少し落ち着きました。
子どもの世話をちょと滞ってしまいました。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(5歳・1歳)】
どうしてそういうことをするのか、大人の目線では疑問なこと。
ちゃんと、子どもに聞いてみると、理由があったりします。
いつもいつもは無理でも、背景をちゃんと聞いて、理解していきたいです。