Web制作を自分で行うことのひとつの利点はシンプルにつくる決定ができることです。
誰かに依頼をすれば、どうしても腕を振るう側面が出てきます。
魅せるためにはそれは当然です。
でも、比較的シンプルに済ませたい場合、合わない可能性が出てきます。
頼まれたからには腕を振るいたいし、振るわないといけないと感じるからです。
自分でつくる良さが出てくるところのひとつです。
ポートフォリオサイトは張り切りたい
ポートフォリオサイトの目的は、誰かに見てもらうことです。
こんな技術も使えるんだ、こんな色使いもできるんだ、こんな発想もできるんだ、のように、いろいろな可能性を示すことが目的です。
できる技術は盛り込みたいです。
ちょっとくらい過度であっても、動きをつけたいです。
ポートフォリオサイトでなくても、誰かから受託をした内容であれば張り切ります。
できる技術を盛り込み、依頼者ではできないようなサイトを作り上げます。
依頼者側も、自分ができないことをしてもらいたい、せっかく頼んだんだからなにか特別なことをしたいと感じます。
ただ、本当にそこが求める点かは考える必要があるでしょう。
実用サイトであれば、過度に着飾らなくてもいい
自分がサイトを運営する際に求めるのは、なんでしょうか。
インパクトという点もあるでしょうが、例えば、問い合わせをしてもらいたい、成約をしたい、など。
見た目以上に、次へどうつなげるかを考えていきます。
であれば、きれいだということよりも、過度に動くということよりも、問い合わせまでシンプルにたどり着けるか、成約まで至る可能性をちょっとでも上げられているかの方が、見た目より大切になります。
どこを目指すかを考えておこう
依頼される側に技術があるほど、余計なことを削ったりシンプルにすることにおいて、不利になります。
だって、技術がある受託者側は、できる限り自分のポートフォリオとして目立つものをつくりたいです。
依頼者ができないことを盛り込みたいと考えますし。
でも、本当にそれが求めているところでしょうか。
ほどよいシンプルなサイトを作ろうと考えれば、そこまで技術を盛り込む必要はないでしょう。
どこまで自分に似合っているか、意図に沿っているか、お客さんに目的の行動をとってもらえるかを考えることが大切です。
できることはたくさんあります。
だからこそ、どこを目指して進むか、あらかじめ考えておくことがのちのち生きてきます。