指導教員と合わないことは、そこそこ起こりえます。
そして結構困ります。
教員側も生徒に困っているかもしれませんが…。
ズレを感じたときに、どうやってうまくやるかを原因の見直しから考えてみました。
合わない原因を知ろう
まずは、合わない原因を知りましょう。
人によっては、「なんとなく嫌」もあるかもしれません。
ただ、原因を知ることができると、それらしき対処ができます。
教員が時間を使ってくれない(ように見える)
教員が時間を割いてくれないのは、合わないときによくある理由です。
もともと教員自身も、新しいことの探求・創作活動にいそしんでいます。
論文を書きながら、授業をしたり他の人の論文の指導をしている状態です。
ムダな作業はしたくないのでしょうし、空いている時間があれば指導ではなく別のことに使いたい場合もあるでしょう。
また、他の人の論文を読むのが(仕事ではありますが)嫌なこともあるでしょう。
研究をしていて、興味の対象外の論文の場合は、興味もないし、読むのも苦痛かもしれません。
顔には出しませんが、残念ながら、教員によっては取り立てて読みたい文章を読まされているというわけではないのです。
教員の立場になれば、(自分の経験を活かして)効率的に指導をしていて、今指導してもムダになることがわかって省いているのかもしれません。
時間を割いていないか、割いているように見えないことが合わない原因かもしれません。
年齢の違い
教員は、特に教授になるほどに年齢も上がりますし、その年代の合わなさが出てきます。
指導の方法もその年代年代で良しとされてきたものが変わってきているでしょうから、その世代の常識が異なります。
悪いつもりでやってはいないのでしょう。
でも、年齢の違いが合わないなと感じる原因になっているかもしれません。
興味の違い
教員はオールマイティにその学類を習得しているのではなく、自分の研究対象に対しての興味が大きいです。
あなたが研究している内容が範ちゅうでないことがあります。
私の例で、その研究をする際にすでに常識とされているものを一緒くたにされて語られたことがあります。
また、仕事の経験上とある実例があると言っても「そんなことはない」とされたこともあります。
それが全ての教員ではないでしょうが、それだけ自分の知識軸を持った判断と行動をしているのかなと。
分野の好き嫌いがありますので、そういった意味で合わないことがあります。
お互い伝わっていない
早く言ってほしいということがあっても、実は教員としてはすでに伝えている場合があります。
見返せば、同じゼミの別の人にその発言をしたことを持って、すでに伝えているとしているかもしれません。
こちらが必要だと感じるタイミングより先に伝えていたのかもしれません。
教員側が、生徒の必要なものを捉えられていない場合があります。
人によりますし、多くは書けませんが、そこそこあるケースです。
だから、合わないと感じます。
想像よりも(お互い)距離が近くなって軋れきが出る
論文の指導は、想像よりも距離が近いので、ストレスになっていることが合わない原因かもしれません。
日々の生活での接触密度は高くないでしょうか。
家族や友人より多く接触しているがあります。
別にお互いの人格的部分を認めあって一緒に創作活動をしているわけではなく、研究対象を極めるという接点のみで、一緒にいます。
性格の不一致で合わないと感じても不思議ではありません。
論文を書いているうちの何人かは心を病む
論文は突き詰めますので、いくらかの人は心を病むくらいがんばります。
そういったケースを知っています。
教員云々というよりも、論文作成は想像より大変な活動です。
そんな状況に置かれれば、合わないと感じても不思議ではありません。
師弟関係の強い分野である
論文作成は師弟関係の強い分野です。
また、優秀な方が教員になっていることが多いです。
そういう方は自主性を求めてきます。
「目で見て盗め」、「自分で考えて察しろ」など。
そこまででなくとも、師弟関係が強ければハラスメントに近しいことも起きがちです。
論文作成の活動構成自体がストレスを生むのかもしれません。
だから、合わないと感じることが置きます。
「なんとなく嫌」
ありえます。
あきらめましょう。
でも、幸運なことに一生添い遂げる契約にはなっていません。
時間が解決してくれますので、修了を目指しましょう。
そんなときの対策
抜本的な解決は難しいですが、想像できるハックをいくつか挙げてみます。
距離を取ろう
物理的・時間的に距離をとりましょう。
連絡も、ワンテンポだけ遅らせましょう。
半日遅く返信をしても、怒られるほどになにかされはしないしょうし、わからない範囲で距離を保ちます。
逃げではなく、お互いの精神衛生を保つための必要な距離です。
提出物の否定であり、人格否定ではないとやり過ごす
成果物に対して、多くの否定があるかもしれませんが、それはあなたを否定しているわけではありません。
言ってしまえば、それほどの付き合いでもない場合も多く、なにかこちらのことをわかっているわけではないです。
良い論文を出せば、肯定してもらっていることを見かけます。
否定の評価は変わります。
提出した論文に対して悪い評価をしているだけです。
あなたの評価と切り離しましょう。
過去の発言を見返そう
教員の言ったことは見返しておきましょう。
私は、そのほとんどをメモしています。
そこまで必要かは置いておいても、主要なことだけでも見直すと、気付きになってストレスを減らせます。
間を読むのがうまい教員や学生に確認をしよう
客観的に誰かに観察してもらって、立ち位置を確認しましょう。
今の状況に捕まってしまって、冷静に物事を考えられなくなります。
余裕がなくなれば、普段流せていたことが気になってしまいがちです。
がんばることはとても素晴らしいのですが、余裕が持てなくなるまでがんばるのは避けておきましょう。
がんばりすぎて客観的に慣れなくなる前に、冷静な位置でからの判断を参考にしておきます。
相談窓口
相談窓口は各大学にあるようです。
大学院生に対してはどこまでか不明ですが。
どうしてものときに使える場合があります。
論文作成という接点を再認識しよう
どれか当てはまった場合
教員をどうやって選んだか見返しましょう。
専攻分野で選んでいるのであって、人格的に好きかどうかをお互い選んでいるわけではない。
また、教員側からも同じことが言えます。
家族やパートナーのように距離がどうしても近くなってしまうから、お互いなんとなく居心地が悪くなってしまうことがあるのです。
別に、嫌いになるつもりがない場合であってもです。
論文を書くという目標のために接点を持っていることを認識して付き合いましょう。
上に挙げた原因を、見直しに使ってもらえればうれしいです。
ここまで書いたことが全く当てはまらない場合
上記のことが全く当てはまらないのであれば、優秀な指導教員であることや相性が良いと考えられます。
お互いにとってとても幸せなことです。
ぜひその関係を大切にしてください。
なお、ここでは詳細を書きませんが、教員側も伝わらずに悩んでいる方がいらっしゃいます。
【編集後記】
新しい中古建物の情報があったので、使えるか少し調査しました。
【運動記録】
ジョギング雨 ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(3歳)】
一緒に家の掃除をしました。
手早く手伝ってくれたので助かりました。