士業がWebsiteを自分で構築できるのは、営業の延長としてとても役に立ちます。
日頃の運営費用をあまりかけずに仕事をしていきたい、自分に合った営業をしたいなどを考えると、自分で運営するというのがオススメです。
メリット
費用をおさえられる
自分で作れば、費用を抑えられます。
大きなところは、専門部分と意思決定を待つための人件費です。
サイトの制作は形のないもので、ふっかけられていると感じる人が一定程度いるのですが、実際はそうではありません。
ウェブサイトは自動で作られるものではないですし、細かなところの調整というのは泥臭いもので、人がやっています。
スペースやら見た目の調整が自動でできるわけではなく、パターンを試して議論して決めるなんてこともあります。
人の作業が多く仕事に関われば、数十万円はあっという間に、百万円単位という場合も見られます。
芸術作品を作るのが目的ではなく、営業に足りるものを作ることを目的とすれば、自分で作ることで費用を抑えることが可能です。
優れているとまではいいませんが、このブログも作っています。
ウェブサイトも自作をしています。
月額委託費の圧縮
ウェブサイトは、保守が必要です。
いつもいつも作業が発生するわけではないのですが、記事を更新したり不具合が出たり。
最近では、動画を載せたりSNSのリンクを載せたり。
自分で制作をしていれば、単純な作業という認識ができるでしょうが、全く作業をしていないと月額費用を払ってみてもらわないとうまくできません。
パスワードがなにか分からないということから始まってしまう人もいます。
税理士など士業は、使う費用を抑えつつ仕事をすることを念頭に置いている場合もあるでしょう。
そんな中で月額費用は目立ちます。
その費用を抑えられるというのは、十分なメリットでしょう。
細かなこだわりを作れる
こだわる部分の細かなところを自分で判断して作ることができます。
こだわらなくていいところも多分にあるのですが、自分が気にしているところを逆にとことんこだわることも可能です。
写真にこだわったり、自作の装飾をつけたり、色のバランスを自分の好みに合わせたり。
委託をしたからといって、納期はいつも差し迫っています。
トントン拍子で、必要なことをどんどん決めさせられる中、自分の判断をきちんとできないこともありえます。
一度決まったものを翻しにくいことも。
自分の好みを形にしておけば、それに共感する人に伝わることだってあるはずです。
紹介から販売まで一貫して取り組める
ウェブサイトは広告部分です。
広告と営業、そしてサービスは一体になって提供されるものです。
外部に委託する場合は、一部だけしか委託できません。
広告部分以外の営業やサービス部分を渡すわけにはいきません。
しかし、そういった仕事の根幹部分を知っているというのは、ウェブサイトを作る上でも大切です。
実際、外部に委託をしても、顧客にささる言葉やサービスの強みなどの聞き取りが行われます。
営業やサービスをしているからこそ分かります。
作れるのであれば、そういった根幹を知っている人が作るといいものができます。
自分に合った営業ができる
広告は営業活動の一部と考えて、自分に合った営業=ウェブサイトの構築を目指せます。
保証はできないものの、営業スタイルとしてウェブサイトはたくさんの人に見てもらって、そのうちから歩留まりをかけて成約に結びつく形の提供をしている会社は多いです。
そのやり方は間違いではありません。
しかし、必ずしも士業の営業方針に合っているかといえば、そうではないと感じることもあります。
この乗り越え、判断をしやすいのも、自分でウェブサイトを構築することからでしょう。
デメリット
いいことばかりではありませんので、デメリットも考えてみます。
操作の習熟時間がかかる
専門のウェブサイト構築サービスを提供する個人や法人がいるように、制作には時間がかかります。
操作方法に慣れることから時間がかかるため、日頃の仕事をかかえながら作業するのは大変です。
制作過程が分からない
仮に自分で作ろうと考えても、ひとりですぐに作るというのは難しいです。
何から決めていいか、どういう過程を経て作るといいのか、どういうものがウケるのかというのも、ひとつひとつ探していく必要があります。
委託せずにすべてを行うのが現実的でない場合もあるでしょう。
写真をどうするか
写真は有料でストックを売っているものの利用が可能です。
また、自分で撮影する手もあります。
前者であればどこで売っているか、後者であれば写真の知識が必要です。
写真の知識は奥が深く、ウェブサイト構築だけでてんてこ舞いなのに、そこに別の知識を入れるというのは現実的でない気がします。
出来上がるまで時間がかかる
自分で作成すると時間がかかります。
操作に慣れていないということもありますし、日々の仕事の合間を縫って行うのであればなおさらです。
必要な時期まで制作が間に合わないという場合があります。
デザインに悩む
作るのはいいとしても、どういうデザインにするべきか、迷います。
委託をすれば、予算の範囲内で凝るでしょう。
委託しないなら、どこまで凝るべきでしょう。
このさじ加減は迷います。
うまくいかないときに相談しにくい
ひとりでやって難しいのは、うまくいかないときに相談できないということです。
有料でコンサルサービスを提供している方もいらっしゃいますが、意外とそういう方にたどり着きにくいものです。
自作のサポートとして
ウェブサイトやブログを自作するメリット・デメリットを見てみました。
これらを考えた上でも、自作をしてみたいという人がいるはずです。
そんな方に向けて、ウェブサイトの構築やブログを短時間で行うセミナーを開催しています。
士業の方は、自分が売りである通り、自分の写真を撮る必要が強いです。
写真撮影も含めてお手伝いをいたします。
士業の方で、自作で制作をすすめていきたい方は、ぜひご一考ください。