AIが仕事を奪う話はどこへ行っても耳にします。しかし実感値としてAIがすべての仕事を奪えるかというと、そうはなりません。恣意的な判断を人間がしており、その判断に合わせた結果を出すのであれば、100%の自動化はありえないからです。特に経営判断過程の説得作業は人間から奪われない点でしょう。
AIをどう理解するか
話を始める前にAIをどう理解するかが大切になります。AIはartificial intelligence の略です。
今まででも自動化という話はありましたが、概要としてなにが違うのでしょうか。
それは、インプットの多様性と、それに対する判断力が出てきていることです。すでに目の役割である画像を判断することも進んできました。耳の役割を担う音声認識も可能です。口に当たる自然言語の理解も一定量可能です。
その判断をする仕組みが機械学習であり、教師あり学習、教師なし学習、強化学習の3種類に大別されます。
決定理由とAIの機械学習
このうち、強化学習はGoogleのAlphaGoの仕組みにも使われております。
機械学習の良いところは、以前のように答えの求め方をはっきりさせなくてもやり方を学習させることで答えの判断をコンピュータができるようになる点です。
一方で、なぜその答えになったかの計算過程を理解することが難しい、あるいはできないのです。だから、答えは出るが過程はブラックボックスになっておりわからないということがあります。
経営判断の仕事とAI
どの仕事もAIに取って代わられる可能性もあります。しかし、人を説得する仕事や協働しながら進めていく仕事は、すぐに取って代わられるものではありません。
分析するまでもなく、機械学習や統計で求まった答えは経営者が肌感覚でわかっていることにもよく遭遇しました。
人を説得する仕事は、まだまだ取って代わられにくい点ではないでしょうか。
【編集後記】
自分が何をしているか分からない時が一番のリスクとも言われます。意識していないところとコントロールするところの範囲を上手に観ると、いいバランサーになれます。
【昨日のはじめて】
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【子どもと昨日】
帰ってくると遊びたそうにこちらに寄ってきてくれます。
最近はベビーサインで、したいことを聞いています。遊ぶというサインまでいきませんが、消去法で他の欲求でないと確認できます。私自身ももっと察せられるように第六感もや養いたいです。