「AI」は、何を指しているかあいまいな言葉です。
できることも広く、何かを言っているようで言っていないように映るものとなります。よく知っている方には、
「語呂合わせで言うことがないからつぎこんだのでは?」
と思われてしまうことも。
しかしよくよく考えれば「愛」もまた何を言っているか分からない言葉。
分からないからこそ効果があるときもあるとも言えます。
あいまいさの中で使える点を書いてみます。
意味のよくわからない言葉と論理哲学論考
前段で意味の分からない言葉として、AIやITが使われていた話をしました。
意味が分からない言葉について話すこと。これを聞くとルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインを想起します。
中世からの哲学の話では、神や愛がなにであるかなど根源的なところの話を追い求めていました。論理哲学論考(以下「論考」)中では、
「神」やらよくわからないことに対して語ることは無意味。ということで結論を出してくれています。
彼の言葉では「語りえないことについては人は沈黙せねばならない」と。
ちなみに、英語訳の論論の出版時期は、1922年です。
時流に乗った言葉だが、意味のない言葉
AIは流行り言葉で想像力をかきたてますが、残念ながら何かを言っているようでもないです。
一方で、AIというと何かが通じるときがあるのも事実です。
経済誌や新聞がAIという言葉を使っているのは、その何かを伝えるため程度の話。意味のない言葉を避けるべきでしょうが、受け取り手が通じてしまうときは使うのも手です。
もちろん、自分なりの意味を持って発言した方が、後々意味のない言葉を発したと思われずに済むので注意は必要です。
AIだの愛だの、想像力を働かせる言葉
意味や真理を求める点でAIやら愛やら語るのは良くないでしょう。
ただ、想像力を働かせてもらえる言葉ということでは効果的です。
先日、あいまいさが伴いつつもAIという言葉を提案の中に入れたところ、相手の引っかかりになりました。もちろん、その後に具体的に指し示している内容も伝えましたが。
で、今回一番言いたいことは、AIと愛が同じ音ということ。
整いませんが、これにて終わり。
【編集後記】
facebookは投稿ベースで使わせてもらってます。
にもかかわらず、先日ふと見るとLIKEを押してくれている方も。ありがとうございます。引き続きがんばって書きます。
【昨日のはじめて】
ノンアルコールのゆずサワーテイスト
【子どもと昨日】
とうもろこしを丸まま食べられるようになりました。
包丁を入れてあげていましたが今日は割って芯付きのまま3本も。ちょっと食べ過ぎなので、気をそらしてなんとか食事を終わらせます。