「横並び精神」を感じることがあります。
誰かと同じことで安心感を得たい人。
誰かと同じことでは価値がでないことを理解して避けたい人。
この両輪をうまく組み合わせるのが、「横並び精神」との付き合い方なのかと感じます。
誰かがやっているは、ベンチマーク
誰かがやっていると言う事はプラスになることがあります。
例えば営業提案するとき、「他社さんは使ってるんですか」とよく聞かれます。
これは、
「他の会社が使っているからこそ、安心」
「他の会社が使っているからこそ、本質の良さが担保される」
「他の会社がやっているからこそ、自分だけの間違った判断でない」
といった、状態でしょう。
誰もやっていないからこそ、先行者利益が取れる。
そうと思って提案しても、「他の会社は?」などと同じ事は言われてしまった経験はありませんか?
「いや、誰もやってないからこそ価値があるんです」と。
「誰か始めてしまっては価値が落ちますよ!」と。
そう言っても、よっぽど知っていないと決断しにくい方も多いでしょう。
横並びにならないと安心できないと言うネガティブな意見でこれをあげたのではありません。
むしろ、提案するときに他の人がやってるからという、安心感をアピールすることが大切だと言いたいです。
人の本能的なリスク回避をないがしろにしても、上手な提案は通りません。
横並びへの開き直り、意外に大事です。
誰もやっていないは、価値
最初に始めるのは難しいかもしれません。
でも、誰もやっていないことに価値はあります。
その価値を評価しているくれるのが、少ないので、自信を失うことが多いかもしれませんが。
全てにおいて新しくなる必要はありません。
例えば、タイミングをずらしてみる、打ち出し方の目線をちょっと変えてみる、そういったことでも新しいと認識されます。
オンリーワンだから価値があるわけではないと否定的に言われることがあるかもしれません。
でも世の中には、想像以上に特異性があって、潜在的な違いがあります。
甘いものが好きだったり、辛いものが好きだったり、お酒が好きだったり飲めなかったり。
努力しなくても既にそこに存在する違いがあるのです。
上手に組み合わせることで、自分の特性を他の人がやっていないこと、つまり違いにつなげていくそういった方法もあります。
「横並び」を使うことと避けること
横並びは、避けるべき言葉かもしれません。
しかし、避けることだけではなく、使うこともセットにしてみると良いでしょう。
特に、提案する場合において横並びを上手に使いましょう。
他の人と同じ方が安心できる場合は多いです。
没個性と言われながらも、そういった安心感を与える事実を認識した上で、何かしらの提案をすると良いでしょう。
一方で、自分の価値に関しては他との違いを上手に出すことが大切です。
積極的に外とは違う、つまり、横並びを避けましょう。
横並びの尺度を、ある程度みんな持っているでしょうから、その尺度に合わせて動くのか、その尺度から離れて動くのか、うまく使い分けて行動してみると面白いです。
ちょっと気になった方は、「わざわざ」横並びにすることと、「あえて」横並びにしないことを一つずつ見つけて試してみてください。
【編集後記】
新しいイギリスの判例を探しています。
うまく使えるかどうかわかりませんが、やってみます。
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(3歳)】
対決ごっこにハマっていて、1時間くらい追っかけたり追っかけられたり。
楽しいようでいいのですが、僕も子どもも汗だくでした。。