ベビーサインを始めて5ヶ月くらい経ちました。一緒にやっている子どもさんは1歳を過ぎてから始めている人も多く、1歳未満よりもサインが出ているようです。だからと言ってベビーサインは1歳未満から始めても無意味ではありません。
1歳未満ですが、ちらほらですがサインが出てきました。
ベビーサインは親と子どもの遊びの一環という観点でも面白いものです。振り返ってみます。
生後5ヶ月でベビーサインを始めました
生後5ヶ月くらいからベビーサインを始めました。正直早い感じもしました。というのも、身体を十分に動かせない状態だったからです。
指先も当然器用ではなく、細かい指の動きはベビーサインで大きな問題ではなくても、自由がきかない子どもにサインを見せてもどれくらいの効果があるかなという感じでした。
他の参加者も子どもが1歳になっている方もいらっしゃいました。
ただ、5ヶ月であればこちらをよく見てくれるようになる時期ではあります。サイン自体、出すと見てくれてるなという感覚を受けました。
一つの言語を始める気持ち
ムダな要素もあっても、始めたのはやってみようという気持ちがあったのと、一つの言語習得の改定のプレシミュレーションのような感じになると考えたからです。
言語習得の過程についてはギャバガイ問題からの言語習得というものも考えてみたことがあります。
やり始めは全く伝わりませんが、気にせず続けることをしました。
ベビーサインの学びの過程
1月目(親がベビーサインを覚える段階)
ベビーサインを始めて一月目。
親の方がベビーサインをよく分かりません(笑)こちらも赤ちゃんになったような気持ちでサインを一つ一つ確認しながらたまに出すようにします。
まだまだ身体を支える必要がある時期でもあり、サインを出したくても手がふさがっていることもままあります。
2月目(じっと見るようになってきた)
2月目に入りました。一月程度経過しても、正直あまり成果が見えない状態です。
ただ、サインを出していると「サインが出ている」→「じっと見る」というような様子を見せてくれるようになってきます。
「なってきます」と書いていますが、「なっていない」ことも実際は多かったです。まだまだ根気が要る感じ。
ただ、見てくれていると考えると、ちょっとだけやる気になります。
3月目(ベビーサインが理解できるようになってきた)
ベビーサインの3ヶ月目。ベビーサインを分かるようになってきました。
こちらがサインを出すとじっと見て反応をしてくれるようになります。食べたいと推測されるときに「食べる」のサインを出すと、「にこっ」として近寄って来てくれるのです。
食べたくないときは反応はしません。
受動的な反応はするのですが、サインを出すようにはなってません。もっと月齢がいっているお子さんはサインが出ていますが。
ただ、少し分かるようになってくれただけで、親としては大きな一歩を踏み出せたような気持ちになります。
ベビーサインと接する方向性
ベビーサインは、遊びの一環としてとらえていた方が親としても気持ちが楽でやろうかなと思えます。根詰めすぎずにベビーサインに接する際に意識した点を考えてみます。
単純な日常の行為から覚えてもらう
毎日することから使っていくのが分かりやすいです。具体的で、かつ、目の前これから行うものが理解を進めます。複合的なサインはもちろん難しい。単体で、本人の欲求に従ったところがいいです。
親としても子どもとしても出しやすいのはこのあたり
- 「食べる」
- 「おいしい」
- 「お風呂」
- 「寝る」
この辺りが覚えてもらいやすかったです。その場面に接することが多いですし、聞きたい欲求でもあります。
子どもの狭い視野を意識
よくよく子どもの目の動きを追うのですが、目の前と思うところでサインを出しても見てくれていないことがあります。想像以上に子どもが一度に認識できる空間は狭いのです。
それに合わせてサインは小さく出すようにします。
小さく出して、ベビーサイン全体が子どもの認識視野からはみ出ないように見せてあげるように注意をしました。
認識視野に入れるため夫婦での連携が必要
認識視野にベビーサイン全体を入れるためには、夫婦が連携して出してあげるといいです。一人が子どもを抱えて、もう一人がサインを出すのです。そうすることによって全体を見てもらうには向かい合わせがいいです。
男性であれば、抱えながら見せることもできなくはないですが、女性はリーチの関係で難しい場合が多いでしょう。
月齢が上がっておすわりしたりじっとしてくれるようになればこういったことはいらないのです。見せたいのに見せられないときは、夫婦連携してみましょう。
一人しかいないときは鏡も使える
夫婦連携したくてもいつもそろうわけではないです。そういうときは鏡を使ってこちらを意識させた上でベビーサインを見せましょう。
鏡自体子どもが好きですし、上手に使えば何度かじっとみてくれるようになります。
5ヶ月後の成果
現在は5ヶ月目です。
大きな成果は「おいしい」ができるようになったことです。このサインですね。
ほっぺたに手を当てるのが正解なのですが、今回は口周辺に持ってきています。それはそれで、いい感じです。ほっぺたに手を持ってこれない他の子は頭に手を持ってくることが良くあります。どちらであれ分かればいいです。
表情を見ててもおいしい様子がわかるのですが、何度も身体を大きく使ってサインをしてくれます。動きを付けてくれるのでその場にパッと花が咲いたような明るい雰囲気にしてくれます。
楽しいです。
また、ベビーサインをしてあげると理解してくれるので、これもまた楽しいです。
した時は喜んでもらう。親の喜びが一番伝わる
初めての言葉のような喜び
ベビーサインを初めてしてもらった瞬間は、びっくりしました。いつも一方向だった意味の塊を、子どもから初めてもらえる感覚です。
その場にいて気持ちがのっていたのか、一番初めに出たのは、「おいしい」でした。その後もたまに「おいしい」をしてくれます。
この調子で、欲求(「食べる」「おっぱい」)を区分けして出してくれると、楽しいだけでなくしてほしいことをすぐにしてあげられるようになります。そういう状態を目指します。
厳密な意味かはどちらでもいい
ちなみに、「おいしい」のときに、本当に「おいしい」と思っているかは分かりません。それは成人であっても同様です。
やはり「楽しいことの一環でやってみる」程度でいいのだと再認識します。
また、親が喜んだ様子が子どもにとっても嬉しい場です。
ベビーサインは預けるときや普段一緒にいられない父親にとって便利
ベビーサインがそこまで便利かと言われると、そうでもないという回答になるかもしれません。なぜなら、ベビーサインなんて間接的なものをすっ飛ばして、普段一緒にいるお母さんの勘がかなり合っているからです。
ただ、普段一緒にいないお父さん側からすると、これはなかなか便利です。全く気持ちをすくえないザルのような感性に、少しですが尋ねる方法を与えてくれるのです。上記はお父さんお母さんが逆の場合でも使えます。
また、祖父母に預けるときにも役立つことがあります。子育て慣れした人が多いとはいえ、言葉がない世界で尋ねる方法があるのとないのとは、かなり違います。
たくさん覚える必要はないです。主要なよく使うものだけでも始めてみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
2月は営業日数が少ないので、仕事が押し気味になりますね。なんとか今日で目処を付けて締め切りがあるものは終わらせました。後は新規の導入と提案事項のまとめです。
【昨日のはじめて】
なんばん昆布
【子どもと昨日】
少し朝に散歩です。抱っこ紐をしたままブランコに乗ってみました。喜んだ表情になるので、ブランコにも慣れてきたみたいです。