誰かと比較されないマーケットを見つける、ブルーオーシャンを探すことが強調されがちです。
比較されないのはいいのですが、マーケットが存在することが前提にあるかと。
マーケットの存在を証明するのは、「比較されること」自体です。
誰かが始めてしまっている、誰かが規範を作ってしまっている。
そこに乗っても、あなたらしさを損なう結果にならないことを強調したい。
誰かが少し始めてしまっていても、一番最初になれなくても、一定のマーケットがあれば参入する判断は大切です。
新しすぎるサービスが受け入れられるか
サービスが新しすぎるときに心配のなのは受け入れられるかです。
仕事で、まだ一度も導入されたことがないこともよく提案してるのですが、選ぼうとなかなかしてくれない。
よく言われるのは、「他の導入実績はどうか」「他社の成功事例を出してほしい」「うまくいくことを証明しなければ導入できない」など。
一理あるとも言えます。
見えない未来のことを提案されれば不安ですね。
前提条件によって導入に二の足を踏んでいることを、決断力がないと評価できますし、新しいことを導入するのは難しいとも見ることができます。
決断力の点について、すでに答えが決まってわかっているようなものであれば、提案の俎上に載せられる意味は薄れます。
私が提案しなくても、すでに新聞やちまたでいいものだと評価されて経営者が選んでいる可能性も高いでしょう。
私も未来を見せるように提案しますが、あとちょっとだけ新しすぎたのだなと同時に反省することがあります。
導入提案をしていたいくつかは、コロナの前後であれば必ず通ったものでした。
そうでなくても、困る前に提案をしすぎていたことで、受け入れられなかったものも見受けられました。
その意味でタイミングやら求められるサービス内容やらは、新しすぎてはいけないのだと思い知らされます。
誰かの規範に従うことが自分らしさを失うことではない
マーケットの存在を求めようとすれば、一番に始めた、誰もやっていないことにこだわることはないですね。
そして、強調したいのは誰かの規範に従うことが自分らしさを失うことにつながるわけではないこと。
新しければ自分らしいのか?
そう問い直せば、新しさだけが取り立てて珍重されるものではないことがわかります。
もちろん、他より早くに提案する・思いつくは、評価されることです。
しかし、他と似ているところがあるからといってその提案の色が完全にあせるわけではないです。
盗用はいけないですが、どこかの誰かが似たことをして成功しているのは、マーケットがあることをせっかく証明してくれているということ。
「それをやっている絶対数が少ない」程度であっても十分にあなたらしさを出せる領域の可能性があります。
規範に載ることとずらすこと
類似のことをしていることをみたら、マーケットがあることがわかる。
そこでせっかくなら、正面衝突をさけて少しずらして進みましょう。
規範に載ることは、マーケットの存在を信じて進むという認識に使うこと。
マーケットがあることがわかれば、そこにどうアプローチするかはだいたんにずらしましょう。
先人がいれば指標にできますし、先人がやっていないこと、取り組んでいないことということで手を出してもいいかもしれません。
マーケットの存在とそこへのサービスのまとめとして
新しいサービスを提供するときに受け入れてもらえるかは、悩ましいことです。
新しすぎるサービスというのは得てして否定されがち。
新しさのタイミングに注意を払いたいところです。
2番手、3番手になってしまったからといって、その参入価値の全てが否定されるわけではないです。
あなたらしさは新しさだけにあるわけではありません。
そして、参入する場合には、先駆者がやっていないところへずらして商品やサービスを提供するようにしてみましょう。
ポイントとしては、こうですね。
1.マーケットに対して新しすぎる内容になっていないか
2.誰かがすでに取り組んでいるようなことに手をだしても、あなたらしさは損なわれない
3.マーケット証明をしてもらったところに参入するなら、大胆に内容をずらそう
独立であれ、勤めであれ、マーケットを見つめている人は多いはず。
何かの参考にしていただければうれしいところです。
【編集後記】
修論の打ち合わせを教授と行いました。
もらったアドバイスを受けて、書いたものの35%を捨てることに。
その代わり、細かい作成を進めていいと許可を得たので、捨てた分、ガンガン書いていきます。
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【一日一新】
アーモンドカカオ70
【子育て日記】
ドライバーを持って、
息子「おとうさんを しゅうりしま〜す」と。
私「いや、壊れてないで。どこが壊れてるん?」
息子「いろいろ こわれてま〜す」
と楽しそうに返されました。