企業を辞める人がいることが話題になります。
誰かがやめた場合、原因が何になるのか、どうやったら対処ができるのか。
議論はよくされますが、外部要因も大きな原因です。
パイが決まっている中では、企業間の人の奪い合いが発生します。
不満がなく辞める人がいるのは、他に単純条件がいい企業があるからです。
育った人を奪うことを念頭に置いている企業
とある金融機関の担当者から同期がよく辞めて特定の会社に行っている話がありました。
よくよく聞くと、その特定の会社はその金融機関の2年目の人を狙って中途採用の活動を行っている。
新卒でも優秀な人を採っている企業なのですが、バラエティとしてそれだけでは足りず中途採用でも人を(奪うことを念頭に)狙っているのです。
ターゲット明確化ができているため、その狙い方は上手です。
上流の企業が下流から人を採ろうとしている
人が辞めて困っている企業があれば、自社の問題もあるかもしれませんが他社の採用活発化も原因かもしれません。
人が採れないことが分かっている企業は、福利厚生や条件面を少しずつあげて人の流出を防ごうという動きもしています。
3割辞めて困るとの話があれば、その人たちの一部は人を吸い上げる別の企業との戦いに破れている可能性があります。
条件面での差別化では足りないブランディング
条件面での対抗合戦をしても、大きな企業だったり体力がある企業にはなかなか勝てません。上には必ず上がいます。
給与の刺し合いをしたこともありますが、社内の給与体系も足かせになり資金を出せるからといって給与を無尽蔵に増やすこともできません。
最終的に必要なのはブランディングでしょう。
どうしてその企業で働くのか。どこに意味があるのか。他社でできないことは何か。基本的な給与以上に何か得られるものはないか。新しい分野に取り組んでいるか。
などなど、企業を貫く一つの理念を持ってブランディングをしていくことが安価で効果的な対策です。
【編集後記】
脅しではないのですが、加速度的に人が取れなくなってくる企業がぼちぼち発生していそうです。短期・長期両方の目標を持って取り組む必要がありますね。
【昨日のはじめて】
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【子どもと昨日】
秋に近づきますが、蚊がまだいます。気がつくと子どもにちょっと留まっています。
季節の変わりかけで蚊よけをしてませんが、まだ必要なのでしょうかね。