日常生活や仕事でも、思いのままにいかないことはたくさんあります。このときに、妨げになっているものがなければ上手にできるのにと考えます。
しかし、妨げになっているものがあるからこそ、逆に物事が上手にできるのです。考え方が通常の逆のようにも受け取れる、この「妨げ」について再度考えます。
空気抵抗がなければもっと早く飛べる
鳥は空気の抵抗を感じて飛びます。
鳥は空気の存在を認識して思うのです。
「この空気(抵抗)がなければもっと早く空を飛べるのに」と。
しかし、空気がなければ空は飛べません。
空気(抵抗)があるからこそ、逆に「自由に」空を飛ぶことができるのです。
これはエマニュエル・カントの純粋理性批判で出てくる話です。
存在を確認するためには、軸が必要
人が自分を認識するには、相対主義的な考え方が必要になります。一つの枠組みの中に収まっていると認識するからこそ、別の枠組みからは違うのだと認識します。
何を言いたいかというと、「人間は100%何かから自由になって自己認識ができない」ということです。
文化相対主義を突き詰めた際に出てくる認識の考え方です。
仕事やプライベートへの落とし込み
相対的な点や障壁があるからこそ、空を飛べたり、あなたを認識できます。
理論的な言い方をすれば納得しやすいです。
一方で、日常生活でそう考えられるかといえば、なかなか難しいでしょう。
だからこそ一歩思いとどまって、複雑な現実を理解する必要があります。
思い通りにいかないことがあっても、何かのせいにせずに弾みにしましょう。そして、良い契機にできる心構えが大切です。
【編集後記】
帰り道。観光の人によく会います。季節の休みだけでなく、上手にずらして楽しむ人が増えているんでしょうね。
【昨日のはじめて】
Dr.ストレッチ
【子どもと昨日】
まだ、相手の気持ちになることはできないみたいです。相手が悲しんでいても、それを感じないかどうしていいか分からないか。もちろんまだまだこれからです。ただ、相手の気持ちを感じれるように育てたいです。