ブログ初心者の良さは、クオリティをそこまで気にしなくていいという点です。
気にしなくていい理由として、自分から見た内容と相手から見た内容の両方があります。
自分から見た内容では、まだそこまでうまくないんだと、自分で理由付けができることです。
相手から見た内容は、初心者として期待値が低いだろうという判断がある点でしょう。
その意味で、初心者を理由にして続ける、やってみるという理由付けにしましょう。
自分への理由付け
初めてからうまくいくことは、それほど多くないです。
小さな頃を思い出してみてください。
歩くことだって日常的に行っているでしょうが、最初はできませんでした。
文字を書くことだってできません。
ひらがなを覚えることも、ある程度時間がかかったはずです(今は覚えていないですが)。
似たひらがなを区別するだって、難しいです。
活字が多い世の中ですが、手書きの字には癖があり、また読みにくいでしょう。
最初から何でもうまくいくということの方が少ないはずです。
そう考えれば、最初からクオリティを意識して何かをする必要性はかなり低いです。
むしろ、「ない」と言い切ってみてもいいのではないでしょうか。
相手への期待値の理由付け
相手からの期待値のコントロールについても初心者であることを理由にできます。
初心者に難しいことを期待する人がどれくらいいるでしょうか。
おそらく、ほとんどいないのではないでしょうか。
例えば、今日スキーを始めたばかりの人に、午後からオリンピックに出るようなレベルのことを求めることはほとんどないでしょう。
午後に求められるのは、正しく転ぶこと、初心者コースをひとりで一度降りてみるくらいのレベルじゃないでしょうか。
大したことを期待されていないですね。
だからいいのです。
期待されていないということは、かなり自由です。
自由の価値は理解されにくいですが、好きなようにやっても誰からも責任を問われない状態です。
期待値が低いのですから。
あなたが初心者であることを、前向きな理由として使うことができる点です。
理由付けにして発信をしよう
初心者であれば、自分の発信がそれほど上手でなくても、「こんなものかな」という程度で割り切ることが可能です。
初心者であれば、他の人から「あいつ何変なことを発信しているんだ」と考えられることなく、発信することができます。
そう考えれば、初心者が発信する上での心の障壁はかなり低いものです。
日記風の記事を書いたらだめなのでしょうか。
そんなことないです。
だって初心者なんだから。
ハウツー本に書いてあるようなきれいな記事は、すでに何度も記事を書いた人が書いています。
書籍であれば、著者だけでなく編集者の方もかなりのちからを入れて内容を校正しているでしょう。
シンプルに、かつ、奥深く書いてある理由はその辺りにあります。
初心者には、そのシンプルが自分にもできそうに感じます。
実践してみて、なかなかうまくいかないことにも気づきます。
結果、やれなくさせられる。
でも、実際には、「とりあえず完成」でいいのです。
だって、「とりあえず完成」を目指していいのが、初心者の特権なのだから。
ということで、初心者で足踏みして始められない、続けられない人は、クオリティを気にしなくていいという特権を、ぜひ使ってみてください。