生成AIの話しが出ると、人vsAIのような構図になり、なにを任せるといいかは、人を尊重するかどうかのような裏視点が入ってくる感じがします。それでもいいのですが、以下の3つが考える観点。
- 人がそれほどやりたがらない
- AIがやっても人がやってもそれほど生産物の効果が変わらない
- 機械判定に関わる
そういう仕事の一つにブログのURLの作成があるのではないかと考え、今回はURL作成に対してChatGPTを使うことを検討し、実験してみます。ブログのURLは、SEOにおいてそのブログの内容を反映していると良いと言われています。考え出すとSEOの対策をしつつ、読者が覚えやすいURLを入力するという目標が出るはずです。今回は、それを目指してやってみます。
前提の整理
まずは、前提に整理から。
人がそれほどやりたがらない
「URLを作りたい」と意気込む人に、あまり会ったことがありません。ブログフリークで、研究をしている人ならともかく、記事を日付や番号で終えている人もいます。日記系であれば、日付の方が分かりやすいんだと言って、数字羅列を求める人もいます。
そこまで人がやりたがらないのなら、手放す仕事としてAIに任せるには十分な内容です。
もちろん、タイトルと同様に、強調したい言葉がブログを書いていると頭にふっと湧くことがあります。なので、そういう内容でもいいのかもしれません。
AIがやっても人がやってもそれほど生産物の効果が変わらない
URLの生成効果は、人がやってもAIがやっても、それほどは効果が変わりません。というか、効果比較がしにくいところです。
後述するURLの機械判定関わると考えれば、効果が出る点でしょうが、実際にURLが飛び抜けていいからブログのアクセスが上がるようなことは感じたことがありません。もちろん、覚えやすいURLは付けるのですが、読者の人がそれをたどってアクセスしてくれてはないかなと。ドメインであれば、覚えて打ち込むものはいくつかあります。
機械判定に関わる
SEO判定に大きくは寄与して感じですが、一方で少しは影響があるとは言われます。ネガティブを避ける程度です。
Googleで、ウェブサイトのURL構造を最適化するための推奨事項をまとめたものがあります。主要なところを、以下に要点をまとめます。
「URL 構造をシンプルにする」からまとめ
- URL構造を論理的かつ人間が理解できる方法でシンプルに作成する。できれば意味のある語句を使用することを推奨する。
- ローカライズした語句をURLに使用し、必要に応じてUTF-8エンコーディングを活用することが推奨される。、非ASCII文字の直接的な使用は推奨されない。
- 長いID番号の代わりに意味のある語句をURLに使用し、URL内の単語をつなげず、ハイフンで区切ることが推奨される。
- 多地域対象のサイトでは、地域ターゲティングを容易にするURL構造を検討し、国別のドメインや国別のサブディレクトリの使用が推奨される。
- 過度に複雑なURLは、必要以上の帯域幅の消費やコンテンツのインデックス登録不全など、クロールの際の問題を引き起こす可能性がある。
できれば、となっているので、努力目標程度です。それでも、しっかり作れば、Googleが理解してくやすくなるという側面は見られます。
プログラムと相性がいい
ChatGPTのGPT-4でプログラムを書くと、キレイでなくても時間短縮になります。そこそこのものを短時間で作ってくれます。
ブログにおいても、記事の中身や写真、発想に対して力を入れていきたいと考えるでしょうから、短時間で作ってくれるというのは、役立つ側面です。その意味で、ChatGPTにURLを作ってもらうというのは、プログラムとの相性の良さを活かして、短時間で生成できる良さがあるといえます。
今回作らせたものの例
自前で考えたものと作ったものを比較してみます。
自前で考えたもの
上記の内容まで書いて、作ったURLは。「/blog-url-chatgpt」でした。
ある程度内容を頭に入れているのと、ブログを書きながらキーワードを抜いてくる習慣があるので、途中まで書いた時点でURLが出来上がっていることがしばしばあります。
この評価がいいのかは分かりませんが。。
浮かぶときは、それを使えばいいかなと。書いててたまに浮かばないときがあるので、そんなときの候補として、ChatGPTに作らせるというのが、私が使う方法です。
タイトルから作る
タイトルをChatGPTに入れて、URLを10個ほど作ってもらいます。
- /chatgpt-human-sticker-removal
- /experiences-with-chatgpt
- /人からはがす仕事-と-chatgpt
- /travail-d-enlevement-d-etiquettes-avec-chatgpt
- /chatgpt-job-experiences
- /chatgpt-etikettenentfernungsarbeit
- /trabajo-de-eliminacion-de-etiquetas-con-chatgpt
- /chatgpt-in-different-jobs
- /using-chatgpt-for-sticker-removal
- /lavoro-di-rimozione-etichette-con-chatgpt
タイトルからのみだと、今回の一回のみの試行では結果がダメですね。こういうときは条件を付け加えて何回か行うか、本文から作ります。
本文全体から作る
今度は本文から作ってもらった10個です。
- /chatgpt-for-easy-url-creation
- /automating-url-creation-with-chatgpt
- /seo-optimized-urls-using-chatgpt
- /time-saving-with-chatgpt-url-generation
- /exploring-url-creation-with-ai
- /ai-vs-human-in-url-generation
- /using-chatgpt-for-seo-friendly-urls
- /chatgpt-simplifying-url-creation
- /efficient-url-creation-with-chatgpt
- /chatgpt-experiments-in-url-creation
「/exploring-url-creation-with-ai」とか「/chatgpt-simplifying-url-creation」はイメージに近いかなと感じます。これらは採用してもいいかもしれません。人が作るよりちょっと長いですが。
人から譲る仕事の検討
今回のような仕事は人から積極的に譲ってもいい仕事と考えます。批判することの方が世の中に意見として通りやすいので、「AI=使えない」論調がそこそこありますが、低品質のAI性能でもできることを考える方が生産的です。
会社の中にいても、仕事を単純化したりマニュアル化して誰かに渡すのと同様に、AIに渡すとしてもキレイにやさしくしてから渡してあげるのが私のスタンスです。
実験が参考になるとうれしいです。
【編集後記】
アンブレラが眩しいです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(6歳・2歳)】
ポケモンの次の映画が出ないかなと待っています。