海外の法学の文献を論文に引用するときに、
Bluebookを確認することをススメられます。
Bluebookとは
THE BLUEBOOKとは、法学の引用をする際に
どのように書くかを指南する本です。
最新版は2020年発行のものですね。
Columbia Law Review、Harvard Law Review、
University of Pennsylvania Law Review が関わって
編さんしております。
買わなくても、大学であればいずれかの版が置いてあるはずです。
写真の真ん中辺りのページが青色になっています。
構成は3部に分かれています。
第1部は青いページで、基本的な引用の内容を
示してくれます。ある程度コンパクトにまとまってます。
第2部はBluebookの心臓部で、引用のルールとスタイルを
記載してくれています。
2部自体が2つの部分に分かれていて、
1つ目が1-9のルールによって成り立っており
法学引用の基本的な部分を説明しています。
2つ目は10-21のルールで、
事例、法令、書籍、雑誌、海外と国際文献についての
ルールが記載されます。
第3部は、文献についての省略の方法などの
表が載っています。
とりあえず、修士論文を書くレベルで取り組むなら
青いページを読んでみましょう。
BLUEBOOKアプリ
Bluebookは高いのですが、
アプリ版があるのでご紹介しておきます。
2020年9月の版は、Amazonで5711円となっています。
アプリ版の場合は、Rulebook™というアプリ内で
購入ができます。
Rulebook™はこちらからダウンロードできます。
アプリ内の購入では、39.99ドルで購入できます。
紙は、34ドルですが日本では5711円となっているので、
アプリ版の方が格安です。
一年間のサブスクリプション版は32ドルとなっています。
青ページの概要
B1 B2 学術書とそれ以外の説明
学術書でされる引用とそれ以外の引用について
例示を示してくれています。
B3 引用文献前の記号の説明
無印の場合は、主張、直接引用などを示します。
E.g.は、他の文献でも直接同じ主張を示していることを
表す場合に使います。
Seeは、直接は主張していないけれども
意見を支持している内容の場合につかいます。
その他にも、see also, accord, cf.などもあります。
;(セミコロン)で文献を分けたりそれらの
順序について記載もあります。
B4 判例の引用
判例の引用について書いてあります。
結構細かなルールが載っています。
事例を全体で書く場合、
短い場合などあります。
また、Id.で省略する場合のことも載っています。
論文を書いていると字数過多にぶつかります。
どうやって省略して書くかは腕の見せどころでしょう。
B5 法令
法令の省略の方法が載っています。
一番基本的なこととして、
sectionの省略から始めてくれます。
§(セクション記号)は、最初見ると
何を言っているのかわかりませんが、
§でsectionを表してくれます。
以降
以降の分を箇条書します。
- B6 憲法
- B7 訴訟資料
- B8 書籍や不定期刊行物
- B9 雑誌、新聞
- B10 インターネット引用
- B11 説明の挿入
- B12 文章の引用
といったところです。
何が書いてあるかちょっと知っておくと
触りやすくなりますので。
海外文献を引用してみたい人は、
ちょっと目を通しておくと便利です。
【編集後記】
BLUEBOOKの新しいバージョンを確認です。
2020年が最新ですね。
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【子育て日記(3歳・0歳)】
お手伝いで、一緒に抱っこしてくれたり
おむつを取ってくれたり。
楽しんで手伝ってくれています。