2027年以降には、中小企業を問わずに副業が認められるでしょう。が、果たしてどこまでか。
背景と副業を待たずに複業を始める際に考えるネタになる本を3冊と1メルマガを紹介します。
副業の現状:法制度は進んでも、雇う側の気持ちはそのまま
一方で、雇う側の意識はそのままです。
せっかく雇ったのであれば、全ての力を雇ったこちらに使ってほしいというのが本音でしょう。
だからサービス残業も出ますし、副業自体を認めない。71.2%の企業は副業を認めない。
強制力がない限りこの状態は変わらないでしょう。
全力を尽くしてもらうのは雇う方にはいいのですが、あと8年経ってから副業キャリアをスタートさせても、30代は40代になってしまう。
時間は待ってくれないため、副業をしたい人には手遅れな開始時期です。
副業はまだ時間がかかります。
であれば、収入にこだわらずに早めに複業を始めておきましょう。
複業をする際に参考になる3冊
複業がキャリアを構築したり生きがいを見直せるとしても、何をしていいか分からない人の方が多いでしょう。
始めたことがすぐに収入に結びつくわけではないです。
独立しても戻ってきている人は実はほどほどいたりします。
どんなネタで進むかを考えるのは至難の技です。
そういうときには自分を見直すのがいいですが、自分ばかり掘り起こしても何か出てくる気配を感じられない場合も多いはず。
外部刺激も能力開発に大切な点です。
3冊紹介します。
できるやつはICになる
ICとはインディペンデントコントラクターの略です。
勤めていた会社から独立して、一部の仕事を同じ会社から請負、他の会社にもサービス展開することで収入とやりがいを得る方法です。
会社勤めを業務請負契約にする人。人事採用を一括で請負う人。会社のシステム関連の保守を請負う人。
副業ではありませんが、生きがいを持って仕事をする方法として独立した人を生き生きと描いています。
複業ネタを考える刺激にもなります。
分かっていませんが、トライし続けた結果飛んでいます。
複業も、飛ぶ(複業する方法)はわかりませんが、
実際に飛び出した人たちを見ることで、離陸の再現性をつかめるかもしれません。
定年後
定年後。
収入よりも、世界一孤独になるであろう日本人男性に焦点をおいて分析した本です。
ここではやりがいにフォーカスをしています。
二足のわらじを履くことのススメ。
会社で経験できること、会社の付き合いを利用する精神を解説してくれます。
単に会社が嫌で飛び出すしかないと考えている人にとって新鮮な語り口です。
ご本人も生命保険会社をいやで辞めようとしたときに、言われた言葉があります。
情報仕入の観点から、辞めずに勤めと物書きの仕事を両立せよと楠木さんが助言されたときの言葉です。
「なぜ定年まで働かないのか。働き続ければナマの情報が入る」
「平社員から目を背けたいだけではないか」
「あなたの悩みをどのように解決するかを、お客さんは見たいわけだ」
また、昇進ポストが閉ざされた30代・40代が感じる心の定年を感じた人の心を安定させる効果がある、と。
両方とも認識は真でしょうが、違うのです。
「会社が天国」と表現しているのは、「文句ばかりで会社を感じず、その価値を知り使いなさい」という警鐘でしょう。
しかし、60代が経験した以上に今の30代・40代は会社が息苦しい人も多いはず。
ゆとり世代と呼ばれる下の世代の人たちがフラットな関係を求める看板を引っさげて攻めてくる状態。
企業の規模差もあるように読み取れます。
また、第3章のサブタイトルに「変化する女性、変化できない男性」とある。
ここも男性への警鐘を与えるための文章になっているが、女性を持ち上げすぎかなと。
60代女性が男性より生きがいにつながっているように映っているのは地域のつながりを持っていた(持たされていた)女性は、会社の定年がなく地域と付き合っていられたからという背景があります。
違和感を感じて周りの女性何人かにインタビューをしてみました。
結果として、統計的有意に女性の方がキャリアを考えているかといえばそうでもないです。
行き当たりばったりの人もいます。
とはいえ、男女や年代的なちょっと違和感はありつつも良書です。
やりがいを持って会社の仕事と別の仕事を続けた人たちの例示は、複業を考える上でのヒントにもなるでしょう。
やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する!
物書きのキャリアを紹介してくれています。
キャリア分析が得意な筆者は、自分の能力・市場原理・やりがいの3種類を成立させる領域を確立させる大切さを説きます。
少し古い本で安く手に入ります。
個人的な評価が高いので、なぜこんなに安い値段をつけているのかは不思議です。
市場原理の理解できないところかなと。
メルマガ、ブログ、noteでもいいのですが、物書きのビジネスについてご本人が例示をしてくれています。
物書きは元手がいらない仕事。書くものがあれば始められる仕事です。
ロングテールの良さを活かして、人と違う自分しかできないこと=やりがいを売る物書きについて説いてくれています。
物書きをしたい人は一度確認しておいてもいいです。
まとめとして
複業は、まだ新しい分野です。
上手な先例やキャリアパスもそこまでは理解されていません。
だからこそ、近しい例や参考になる例を違うキャリアパスをとった人たちから見つけて参考にするといいです。
気になった本があったら少し手にとってみてください。
また、「複業で自分を磨く!」というメルマガを伊藤良さんが書いています。
企業勤めで複業をしようとする人は、こちらも参考になることが多いです。
気になる方は購読してみましょう。
【編集後記】
続けることへの難しさは続けてこそ感じるところですね。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【昨日のはじめて】
クラブハリエ ショコラバーム
【昨日の子育日記】
夕方眠くなり、ご飯のタイミングをとても迷いました。
このまま寝てしまえばお風呂にも入れられない。かといって寝かせてもあとで起きてご飯を食べたくなるかも、と。
なんとか起きてもらって一緒に食事しました。