冬(悪い時期)に生んで食べていけるなら、ライバルが減らすことができる

冬は育ちにくい時期です。
自然界において、食べ物が少なく、気温も低いです。

ただ、わざと冬に生む動物もいます。

環境は厳しいのですが、競合となる相手が少ないからです。

起業においてどちらの環境を採用するかは状況判断でしょう。

でも、いつも冬を嫌う必要はないといえます。

もくじ

冬に出産で、エサを求める他のライバルが減る

冬に生まれるとライバルが減ります。
イタチの仲間のクズリは、冬に出産をします。
同時期にエサをたくさん求める母親が少なければ、エサにありつきやすくなります。

他の動物は冬眠をしています。
他の子どもどころか、他の大人の動物さえいません。

であれば、エサを得る可能性が高まります。

クズリは、強いアゴで骨を砕いてずい液を食べられます。
豚骨スープの素のイメージです。
ちゃんと栄養価がありますし、骨に囲まれていて動物の死後半年くらい保存がききます。

動物や木の実が少なくても、冬に寒さで死んでしまう動物が極端に減ることはないでしょう。

夏の方がエサはあるにせよ、冬にもちゃんとエサにありつける状況です。

冬でもエサを獲れるし、冬で他のライバルがいない時期に子育てできるのは、エサを得られる力があればプラスに働きます。

 

1年後のライバルも減る

冬に育つのは、その後のサイクルでもプラスです。
一年後には大人になっていますから。

子どもの時期は、死にやすいのです。
だから、子どもの時期を早く卒業して、大人になることが、自然界で生きていくのに必要です。

もし、夏を待てば、あと半年は産むのを遅らせます。

夏でエサを得やすくなるという好条件がありますので、遅らせますか?
でも、動物には寿命があります。
未来は不確定かもしれません。
人であっても予測が外れたりうまくいかなかったり。
近未来を予測し、今に近い時間軸で活動する方が先が見えます。

 

意図したデザインをする

悪い時期に産む(起業する)のは悪いことではありません。
ライバルが減りますし。
ただ、その分食いぶちにちゃんとありつける力は必要ですが。

また、半年待ちましょう、時期を待ちましょうというのがどこまで正しいか、自分なりの判断をしましょう。

悪い時期に子ども時代を早めに済ませてしまえば、未来に来る悪い時期において、ライバルが減ります。
リスクも減ります。

早く成長できることはいいことでしょう。

 

食事にありつけるなら、多少悪い時期であっても生んでしまう(起業や独立してしまう)のも、悪手ではないです。

諸条件を確認して、意図したデザインにつなげましょう。

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