ウェブでの集客において、ブランド力の向上にこだわるか集客にこだわるかの選択肢があります。
どちらに重点を置くべきかは、ビジネスの段階や目標によって変わります。両立するようで、そうでもない、この2つを比較して、これから独立する人や計画している人に向けて、適切な戦略を選ぶためのガイドを提供します。
ブランド向上にこだわったときに目指すところ
ブランドを磨くことにこだわる場合に目指していく方向性をキーワードで見ていきます。
長期的な顧客信頼の構築
長期的な信頼関係を構築していきます。ウェブで知ってもらう、こんな人がいると興味を持ってもらうことです。
人が興味を持つのは、どこまでいっても人です。興味を持ってもらえばいつか接点を持ってもらえるかもしれません。そこで販売につなげることが考えられます。
また、独立の営業ではないですが、お金に余裕があるのであれば別に販売を目的としていないことも考えられます。売らなくもいい。知ってもらえればいい。それで人生の別の何かが満たせる場合もあるでしょう。
価格競争からの脱却
人として知ってもらえれば、価格の競争を経ずに選んでもらえることがあります。
資本主義で考えれば、拡大していくことが求められます。
価格競争にならずに進むことは、プラスに働くはずです。
とある食品メーカーの話では、同様の商品であれば、価格差が+20%くらいまでなら自社製品を選んでもらえる割合が多いとか。
そんな感じで、ある程度の価格差をはねのける力にできます。
ブランド戦略のデメリット
必ずしも成果には直結しません。
長期的な目線が必要になることが多いです。独立直後で直近の売上につながらないのは、かなり厳しいです。
また、出口が見えにくいです。どこまで続ければ成功か分かりにくいです。
集客にこだわった場合
集客にこだわる場合はどうでしょう。
短期的な売上増加
集客にこだわれば、短期的な売上に貢献できる可能性が高いです。これは、売上を上がる経路を考えて、そこを直接的に宣伝していくからです。
相続関連のサービスを販売していれば、そこのサービス関連の記事を増やしていくというのは、比較的直接的です。
独立したばかりで売上を求めるなら、ここに力を注ぐべきです。
ブランド力を知名度ととらえれば、業界によっては、知名度ではなく実質のシェアの拡大に向けた動きが集客にこだわるといえます。
デメリットとして
短期的な視点にこだわるデメリットもあります。短期的な顧客の獲得はできても、その関係が長期に続けられなければ継続した売上につながりません。;
また、短期マーケティングは市場もあり、コストもかかります。営業代行を想像してもらうと分かりやすいです。
自社で行うにしてもある程度のリソースをかける必要があるでしょう。
質の低い顧客をつかむことも考えらます。質が低いというのは、質が悪いというよりも、提供側から見て提供側に興味が薄いお客という意味です。
一時的な関心になると、売上の側面から再購入率が下がります。
また、数を集めれば顧客サポートの負担が増えます。当然ではありつつも、使える時間に限りがあるので、考えものです。
ブランドと集客のバランスを取る方法
これらを見ると、ブランド力向上と集客と両方にこだわりたくなります。
しかし、両方とると、どちらもとれない危険性があります。バランスをとる場合になにが必要でしょう。
ひとつは、ステージを分けることです。独立数年は集客にこだわるとか、数年は余裕があるから認知度を上げていくとか。
また、媒体によって変えることも可能です。
「ブログはブランド力を上げるために、メールマガジンは集客に。」などのように、分けることもできます。
正解はないにせよ、自分で媒体の役割は決めておくといいです。その方が成功しやすい実感がります。
むすび
ブランドと集客のどちらに重点を置くべきかは、ビジネスの状況や目標によります。
税理士の先駆者にたまに聞いて回答をもらえないことがありますが、のれん分けも含めて、その方は、すでにある顧客との関係向上(ブランド力向上)に努めているように見えます。
税理士のマーケティング論も探すと出てきます。しかし、選ぶ際には、自分と合っているかの確認が必要です。
今回の話でいけば、ブランド力向上なのか、集客なのかです。
これから参入する人が、早めに流れに乗るヒントなるとうれしいです。
【編集後記】
そろそろヒーローアカデミアの映画が上映です。本編もそろそろ終わりそうで、読みたいようなさみしいような感慨深いです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(息子7歳2ヶ月、息子3歳8ヶ月)】
子どもと一緒にGrammerの初級の本を解いてみています。日本語で英語を学ぶよりも分かりやすいところです。ただし、第二言語であれば、ひとつからにこだわらず日本語と英語の両方から学んでみるのが良さそうです。親の方からも、学びになります。