リフォームや新しく家づくりをする場合、水回りの費用をどうおさえるかによって、全体の金額への負荷が変わってきます。
一方で、水回りの費用は落としにくい人がいます。キッチンやお風呂にこだわりがある人です。家全体を費用内に上手におさめたりリフォームをする場合には、こういったこだわりを出来る限りなくすことがポイントです。
しかし、水回りの不満から家づくりを考えている方にとって水回りのSPECを下げることは抵抗があるでしょう。その場合は、施主支給を上手に使いましょう。
施主支給とは
水回り(お風呂・キッチン・洗面台・トイレ)は、通常工務店やハウスメーカーが手配します。この手配の段階で、とある会社は自社のマージンをのせる場合があります。このマージンをできる限り少なくするのが施主支給です。
基本的な考え方として、施主支給をする方が費用を抑えられるでしょう。しかし、デメリットも発生します。施主支給をする際は、このデメリット部分をどう考えるかが大切です。
メリット
単純に費用を圧縮できる可能性があります。また、工務店によってオプションに縛りがあるのであれば、その縛りを超えた内容を選択することができます。
とあるメーカーの商品がメーカーから購入すると本体だけで1,355,800円で提示されていました。これが1,020,000円(工事費別)になります。25%オフです。
デメリット
メリットの聞こえはいいのですが、デメリットもしっかり考える必要があります。
連結部の施行を誰が行うのか
工務店が全てを手配しているのであれば、当然工務店が連結部の施行を行います。
施主支給をした場合、この連結の手間というのは、どちらが行うのでしょうか。施主支給の材料供給業者なのか、工務店なのか。この点はどちらがどうできるのかはっきりさせなければなりません。
納期の調整
施主支給の場合の納期の調整は施主が行わなければなりません。工事に間に合うように商品の納期を調整しなければなりません。早すぎても、工事現場の場所をふさいでしまいます。
絶妙なタイミングでの納入をしなければなりません。間違えると、工務店の方に嫌な思いをさせます。
漏れの責任は誰が負うか?
一番問題なのは、施工後の責任を誰が持つかという点です。
水回りは、よく痛みます。例えば、キッチンの水漏れが発生した場合、キッチン本体が悪いのか、キッチンと配管の連結部が悪いのか、配管が悪いのか。漏れの要因は色々な場所に存在します。
業者が2社からんでいます。当初の工事手配は上手に施主が調整できたとしても、その後問題があった場合、どちらの業者が行った場所が悪いのでしょうか。悪くなった場所を施工した業者を施主(あなた)がしっかりと選定して、修理依頼をしなければなりません。
工事業者でもない人に、問題箇所をはっきりさせるのは骨が折れる場合があります。
さりとて安い場合がある。比較しよう
問題箇所をたくさん述べましたが、安くなる場合もたくさんあります。
使いやすいサイトとして、おすすめなのはファミリー庭園です。
商品がジャンルで絞れますし、オプションの選択もしやすいです。口コミを載せると割引をさらに5%追加してくれます。
工務店によって、ある程度の割引ができる場合があり、それほど安くならないときもありますが、比較の対象として使いやすいでしょう。
リフォーム時に活用か
こういった施主支給はリフォーム時に活用しやすいです。家を建てたりマンションを購入したりしてから時間が経っていれば、元々の工務店との付き合いも薄れています。
つてが薄れていれば、それほど割引を望めないでしょう。施主支給業者自体も工事をしてくれるので、自分で探して見積もってもらった金額に納得できれば、とても使い勝手がいいサービスです。
正確な見積もりのとり方
まずは、希望のメーカーのショールームに行きます。
ショールームを予約して、実際に訪問しましょう。
訪問した後に見積を取得してその見積りを施主支給の業者に提供します。そうすることによって、正確な見積もりが出てきます。
ショールームに実際に足を運んでもらうと分かるのですが、蛇口の形からパネルの色、キッチンの高さ、吊り戸棚の具合などなど。いくらでも選択肢があります。そういった選択肢を自分で見て選んだ後に、施主支給の金額が出て来るのです。
おおまかであれば一般的な内容を出してくれるでしょうが、あなたの好みの内容を選ぶ場合は、あなた自身がショールームに行って選んでみる必要があります。
定価は定価じゃない
住宅業界は定価は定価じゃないという批判もあります。定価となっているものの価格では買わないことが一般的です。希望の水回りが、カタログ価格よりずいぶん安く手に入ることもあります。時間や気持ちの労力がかかることも多いですが、余裕のあるときから情報収集をしていきましょう。
【編集後記】
家づくりは前もった準備が大切です。子どもと見て回るのも大変ですし、比較のために何件もショールームを回るのも労力がいります。まずは、めぼしいところに遊びに行く程度からスタートしてもいいでしょう。
【昨日のはじめて】
生酒饅頭
【子どもと昨日】
今日は帰りに間に合わず、先に休んでました。最近よく寝ます。寝る子は育つなので、こういった時間も大切なんでしょうね。