ブログの定期的な更新をする際に、海外向けのブログを定期的に更新し始めた結果、予想外の反応がありました。
日本語マーケット以外の税務需要の掘り起こしに興味がある人向けに、気をつけるべき点を含めまとめてみます。
もらえるかの結論
海外からの依頼がもらえるかどうかという点に関して、問い合わせをもらうことは可能です。意外ともらえるというのは、いい点でした。
しかし、どこの興味をもっているかは、かなり異なります。確定申告の対として、tax filingで検索している需要がどれくらいあるのか見てみましょう。
ほぼ壊滅的です。問い合わせもあり、顧客もいるので、日本で英語の確定申告需要はあるのですが、検索にはほとんど現れません。
検索範囲がよくないと考えて、世界で調べてみましょう。
それでも、赤で示される日本での「確定申告」の検索需要はなかなか高いです。
青の検索グラフの高いところがずれているのは、確定申告時期が異なるからです。需要があるのかなと感じるかもしれませんが、検索される地域を見ると、日本の税理士がマーケティングで想像している対象国とはズレを感じるはずです。
気をつけるべき点
こういった前提を考えると、気をつけるべき点が少し見えてきます。
英語圏は対象者が大きいから需要がある?
よく英語を話すマーケットは大きいから需要があるという言い方を耳にするかもしれません。しかし、単純にそうとは言い切れません。市場が大きいということは、その中にいる属性も多岐に渡り細分化されます。
大きいから何を投げても当たる状態ではなく、細かく対応していく必要があるでしょう。
使われる言葉が異なる
先程の「確定申告」という単語も、所得申告の意味で各国で検索される言葉が異なるのです。Tax Return、Income Tax Filing、Self-Assessment、Lodging a Tax Returnなど、これらも国によって使われやすい言葉が変わっています。
対象に細かく寄り添うべきというのは、検索語彙の人気度からも言えます。
機械翻訳の文章構造が分かりにくい
自然言語翻訳の最近の信頼は厚いのですが、使っていると、「本当これでいいの?」と疑問を感じる点は多いです。
そのうちの一つは、主述の対応関係を変えないことが多い訳し方です。
この訳し方は、インド・ヨーロッパ語族の間では構わない気がします。特徴として、SVO構造のような、主語ー動詞ー目的語といった文章体系が似通っているからです。
細かく話せば、ゲンマン語、ロマンス語、スラブ語、その他など、単語に含まれる意味範囲も異なり、大雑把な論調もここでは感じるかもしれません。しかし、こと英語⇔日本語の場合は、文章構造を翻訳の際に工夫しないと、分かりにくいことが多いです。
思ってもみない対象から連絡は来る
気をつけるべきところはありますが、思ってもみないところから連絡をもらえることがあります。
最近でも、わざわざ海外から日本に会いに来てくれた例があります。載せたらバンバン問い合わせが来るということはないですが、想像してないところから問い合わせをもらえるのは、インターネットを利用する良さです。
他の分野にも応用が効きそうな点なので、対象のマーケット開拓のヒントになるとうれしいです。
【編集後記】
イスを新調しました。だいぶ具合がいいので、思い切って買って良かったです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(息子7歳4ヶ月、息子3歳8ヶ月)】
下の子とフォニックスを始めました。通わせる時間と自分が見る時間と、どっちがいいか天秤にかけていますが、とりあえずは自宅で。早めに少しずつ始められる良さを取ってみます。