新卒採用に携わっていると、たまに嘘に出会います。
盛っているという程度のものから家族の病気など、多岐に渡ります。
学生さんに嘘をつかれてもことさら何かを感じないようにしています。相手の気まずさほどこちらは悪意も持たないつもりです。
ただ、嘘を知っている相手に話しているのは、結末がバレている推理小説を一生懸命バレていない風に聞いてあげているようで、悩ましいです。
企業側と学生側の断りの不均衡
企業側は内定の取り消し、学生側は内定の辞退、となります。
内定の取り消しについては、判例でなかなか認められません。一方で学生側は法的にはあまり負けないため、断りの気軽さには不均衡があります。
学生側が断っても構わないからこそ、複数内定を狙うのでしょう。また、その中でよいものを選ぼうとするのも、その立場であれば当然です。
ただ、複数内定をもらって内定辞退する子が嘘をついているのを見ると、残念な気持ちになります。
正直ベースでするほど学生も正直ではなく
ついて良い嘘だと考えているのか、小さな嘘も含めると色々なところで嘘が見られます。
全てを見抜いているとは言いませんが、またこの点は嘘をついているなと気がつくわけです。
人事担当をすると、一人の小さな嘘が何十倍にも何百倍にも増えて迫ってきます。上手に理解をしなければ、こちらの気持ちも疲れてきてしまいます。
自分の気持ちを上手に管理することが、今きてもらっている応募者への良い対応にもつながっていくものです。
自分の気持ちを上手にガス抜きしましょう。
先に社会に出た身としては、頭を打たれないように願うのみ
嘘をついた応募者に対しては、特に何か悟らせるということもありません。
嘘をついている時点でこちらの言葉は届きにくいものになっています。伝えられるところは伝えますが、努力をしてみても届かなかった経験も多々あります。
だから、こちらができるのは今一瞬嘘をついただろう応募者(学生)に対してもおおらかな気持ちで対応することです。
伝えるすべはありませんが、今の一瞬の嘘が積み重ならずに、頭を打たれるような経験がないように願います。
もう初夏ですね。
【編集後記】
嘘をつかれた人事担当の方は、心がすさむときがあります。真面目な方ほど、外部要因を自分の要因ととらえて反省しきってしまいます。
一歩自分から引いて、気持ちの余裕を取り戻しましょう。そして、次に向かって取り組んでください。
【昨日のはじめて】
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【子どもと昨日】
言葉がちょっとわかってきました。
絵本の辺りに向かうので、「XX取ってきて」と言うと、取ってきてくれます。試しに買って読んでいる英語の本のタイトルを言って取ってきてと言うと、それも取ってきてくれます。
ゆっくりでいいのですが、案外成長は早いものです。