海外テーマでウェブサイトなどの作成を進めていく場合に、Elementorが選択肢に入ってくることがあります。
しかし、デザインが気に入ったなど、海外のテーマを積極的に使いたい場合を除いて、積極的に使うのはやめておいた方がいいと考えます。
実際に使ってみてオススメできない理由をまとめてみます。
基本機能が足りない
Elementorの無料版を使ってみると、どうしてもやりたいことが実現できません。
Elementor自体は機能が豊富そうに見えます。
しかし、よく見れば、基本は一部であり「プロ」がほとんどです。
足りるのなら、テーマ内の有料かどうか気にならないかもしれません。
個人的に実際使ってみると、
- ブログ一覧の次へのボタンが出せない
- 過去のリストのロード追加ができない
- 投稿でのカスタマイズに満足できない
など、足りないところが多いです。
「テーマ購入」で結果としてElementorを使うという場合は、補えるところもあります。
気に入ったテーマの中で、上記のような必要な機能を提供している場合です。
そうでなければ、どうしても足りないと感じてしまいます。
有料で毎月購入するというのも、これだけ日本語テーマで、しかも買い切りも出ている中では、無駄な支出に感じてしまいます。
有料はこれくらいしますので、決して安くはないです。
意外と設定項目細かい
設定が細かいです。
投稿を例に見てみましょう。
Query Builderで、投稿のタイプ、並ぶ順番、Taxonomyの選択など出ています。
これを見て、簡単だなぁと感じるでしょうか。
おそらく感じません。
慣れるまで設定が面倒だなと感じました。
ウェブ制作の会社が、他社と特色を分けるために使用するというのであればありでしょう。
しかし、自分でサイトを自作して自分の特色を出していこうと考えるのであれば、別にもっといいテーマがありそうです。
結局、追加購入。ノーコードにできない
上記のような不具合を補いのに追加の購入を検討する必要があります。
テーマ販売から選ぶ場合には、50ドルくらいで購入できるものを選ぶか、有料版のElementorを使うかです。
また、打開策として、ショートコードやCSSを使うということは提案できます。
Shorcode Ultimateで代用してうまくいく部分がいくつかありました。
また、CSSをそれぞれのパーツで書く部分があります。
CSSによって、パーツの形状を補うことは可能です。
しかし、それくらいの知識がある人ばかりでなく、むしろ、WordPressはノーコードに寄ってきています。
そうできないと考えると、やはりElementorはオススメできません。
少なくとも、日本市場に向けて何かを発信しようとする人は選択肢からバッサリ外しておいていいです。
これから選ぶ場合は、頭の片隅入れておいていただけると時間の節約ができます。