何を提供するかよりも誰が提供するかが問題となることが
特にサービス業では多いのかと感じます。
「何を買う」より「誰から買う」は、「好きな先生から教わりたい」と同じ
しかし、それほど確固たる自分を見つけて
断定的に何かを提供する力が全ての人に備わっている訳ではありません。
優秀な人ほど選択肢を持っているため、
人よりもさらに悩み、少々合っていなくても
稼げてしまうので、問題も表面に出にくいです。
ただ、やりがいと仕事を突き詰めた場合に、
なぜその仕事を自分でやっているかを理解して
提供したいとの気持ちも出てきます。
自己分析に立ち返ることもあるでしょう。
一つのリトマス試験紙としてオススメなのは、
キャリアアンカーです。
インタビュー形式でわかる
エドガー・シャインのキャリアアンカーは、
比較的古い本ですが、キャリア意識を見直すための
本として、それほどの古さを感じさせません。
中身はインタビュー形式になっています。
自分自身にしっかりと問いかけができる方であれば
少しずつ回答をしていくといいでしょう。
書籍では信頼できる方(自己開示をしっかりできる相手)を
選んでインタビューを進めていくことを提示しています。
質問内容は仕事の経験も問うていますが、
職業経験がない時代に行っても(私としては)
役に立ちました。
特に、しばらく時間をおいてから眺め返してみると、
そういう特性を点として認識できます。
どんな質問例があるか
やってみたくなる内容か、
質問の内容の一例を引用しましょう。
それではまずあなたの受けた教育についての質問から始めることにしましょう。あなたは大学で何を専攻しましたか。(特に大学時代、及びその後の教育についてよく調べます)
大学時代に何を学んだか。
今は複数回多くを学んでいく時代です。
何を学んだかの記録をつける意図ではなく、
なぜその分野を選んだかを記載するものとして
大切です。
あなたの問題意識がどこにあるかを
明らかにするからです。
問題意識は、それほど頻繁には変わらないでしょう。
それに比べてアプローチはたくさんありますし、
変わる可能性もあります。
その他の質問を何個か羅列してみると
・最初の仕事・目的。
・次の仕事または人生上の大きな出来事。
・これまでのキャリアと人生を振り返ってみて、なにか大きな節目となった時点を一つ一つ思い返す。
などなど、これら以降もたくさん質問があります。
また、質問は個別性をしっかりと捉えるために
あります。質問項目にしたがって答えると
以下の8分野の優先思考がわかります。
2.全般管理
3.自律・独立
4.保障・安定
5.起業家的創造性
6.奉仕・社会貢献
7.純粋な挑戦
8.生活様式
別の有料アンケートでも詳しく出ますので、
こちらにこだわっていただく必要は
オススメしたいのは、
記述的な部分を信頼できる
自分かパートナーを持って行うことです。
当てていただくと、特に効果的です。
作ってから見直そう
一度作って終わりというよりも、
キャリア感を一定期間で見返しましょう。
忙しいは、心を失う。
そう書かれている通りで、
仕事がのって進んでいくと
目標としていないような場所を
さまよっていることがあります。
このずれを見返すためにも、
キャリアアンカーで作成した
ノートを一定期間で見つめ直したり
やり直したりすると、
もともと自分が目標としていた
場所に戻ることができます。
自分の内からと外からと
キャリアは、内側と外側から
考えていくものです。
内からのアプローチ
表層だけでなくあなたのうちから湧いてくるものを
しっかりと捉える=内側です。
科学が発達した世の中です。
科学は、どのような道を通ろうとも
結末を重視します。
「結末を重視する」とのここでの意味は、
最短でその結末を再現することを一つの
目標としている意味です。
しかし、人の生にそれは当てはまりにくい。
幼少期の教育において再現性を求めたとしても、
世の中も変われば、わかっていることへ向かうことの
本人の反発もあるでしょう。
人生の結末は同じ(例えば、死ぬこと)であっても、
「その経路によって価値が変わる」との言葉には
それほど反発せず理解してもらえるのではないでしょうか。
その道を明らかにするのが、内面からの
アプローチです。
外からのアプローチ
内面だけでは行き詰まることもあります。
社会性は人が集まって形成されるもので、
内側から演繹的にアプローチしても
外とのズレが出てくるのです。
仕事をしたり人と関わったりすることで
そのズレをなくしていくことになります。
内から見ることとのバランスをとって
両側からせめていくとキャリア観が
見えてきやすいものです。
キャリアを見せるセミナー
あなたのキャリアはあなたの唯一のもの。
少しでも形にすれば、他の人から参考にさせてほしいと言ってもらえるものです。
女性のキャリア観を見せてくれるセミナーの需要もあるでしょう。肌感覚ですが、戸村先生も女性セミナーをススメてますし。
提供したいサービスを考えるためのキャリア
キャリア観は、雇われたり自己実現のために
考えられるものですが、同時に提供したいサービスを
掘り返すためにも有効です。
他の人と差別化して何かをしてみたいときには
キャリアを見直してみるのも一つの手立てです。
リラックスしたときを見つけて使ってみてください。
【編集後記】
子どもと病院へ。
病院のサービスを観て、サービス対応の仕方や効率化の
問題と認識してしまうのは、ちょっと職業病かもしれません。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
大阪府立中央図書館
風人
【子育日記(2歳)】
子ども「おとうさん、なにしてるの?」
私「スクワットやで」
これからのようです。