通信の安全上VPNを使っているときに、ChatGPTが使えなくて困ることがありました。
サービス提供者がVPNを使われると、サービス維持などで困るからというのが大まかな理由です。
以下に、VPNの使用でChatGPTが使えなくなる理由を挙げていきます。
ChatGPTへアクセスできないVPNの状態
VPNのシステムをオンにした状態では、ChatGPTにアクセスができません。
こちらがその画面です。
アクセスできないのには、いくつか理由があります。
GDPRへの対処
GDPRとは、General Data Protection Regulationであり、EUにおける「一般データ保護規則」を示します。個人データ保護やその取り扱いについて詳細に定められたEU域内の各国に適用される法令です。
どこからアクセスされたか分からない状態では、法的な責任を取りにくいです。
ユーザーが自分がどこにいるかをVPNなら偽装し易いからです。
偽装されるとその地域における法令に分けて対応しにくいです。
一時期イタリアでChatGPTの使用が禁止されましたが、VPNを使えばその時期でもアクセスはできた可能性があります。
ちなみに、ChatGPTがGDPRに違反していると言われる理由は、以下のようなものです。他にもあるかもしれませんが。
- データの収集と処理で、個人を特定できる情報がGDPRに適合しているかの問題
- データの保存がどれくらいの期間か、目的達成後に削除されるか
- データ主体の権利として忘れられる権利を行使できるか
- データがEU域外に保管される場合に保護措置があるか
トラフィック・不正行為の分析と監視
VPNを使うと、アクセス量のパターンをつかみにくく、不正アクセスや急に大量のアクセスがあった場合の締め出しが難しいことがあります。
IPの偽装をされると、スパムやボットを防ぐセキュリティを無効にしにくくなります。
IPを指定してアクセスを拒否しても、VPNを通じて偽装してしまえば、アクセスできる国の制限を突破しやすいからです。
不正なIP
IPが不明なまま使われることは、犯罪に使われる場合もあり、制限がされています。
VPNでアクセスできないIPは控えられている場合があります。
セキュリティ会社経由などで情報提供されていて、犯罪を助長しないように、VPNではアクセスできないようにしている場合です。
そのため、VPNを使った上でChatGPTが使えない場合があります。
上手にアクセス
仮にVPNが使えなくても、モバイル用にアプリでアクセスできる場合があります。
VPNで使えないだけで諦めずに、上手にモバイルアップなどを使って、必要なときに使えるように準備をしておきましょう。
【編集後記】
ChatGPTを使う頻度は個人的に増えている感じなので、VPN経由でもアクセスしやすくなってくれると嬉しいです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(6歳・2歳)】
寝る前の読み聞かせの絵本。
読むと真剣に見て・聞いてくれるので、うれしいです。