2020年2月4日にGoogle Chromeが変わります。
プライバシーの関係でサードパーティCookieの使用が
制限されて同じサイトの発行のものが使われます。
Salesforceを使っていれば
Pardotへの影響がないか気になるところです。
変更の流れの理解、Pardotへの影響、Pardotの設定
についてまとめてみます。
プライバシー変更の流れ
Cookieは、あなたが見ているサイトが
あなたにつける目印です。
買い物かごに商品を入れたままページを離れて
再度訪問しても、買い物かごには商品があります。
これは、サイトがCookieによってあなたを判別しているからです。
Cookieと広告で理解しやすいのは
リターゲティング広告です。
リターゲティング広告は、ある条件を満たした方に
追加で広告をする方法です。
例えば、一度洋服情報を探してAのサイトを訪れた後
別の水泳のサイトを見ている。その広告欄を見ると、
Aのサイトへのリンクが出ていることがあります。
これは、リターゲティング広告がCookieを使って
広告の仕組みを構築しています。
こんなイメージです。
リターゲティング広告の効果は高いのですが、
プライバシーの考えの高まりや誘導で悪用されることを
懸念して、使用を制限する話が出ております。
また、銀行口座のログインにも使われており、
不正利用をされることもありました。
Safariではすでに制限されており、Google Chromeに
おいても、Cookieの使用制限が進むことになりました。
Cookie制限の詳細
Cookieの使用制限はどうなるでしょうか。
具体的には、第三者が発行したCookieの使用が
制限されることになりました。
Aサイトで発行されたCookieはAサイトで
利用が可能です。
一方で、Aサイトで発行されたCookieは
このままの状態では、Bサイトで利用できなくなります。
これが、サードパーティを利用した
Cookieの利用制限です。
ファーストパーティCookieおよびサードパーティCookieとは?
ファーストパーティCookieは、ユーザーがアクセスする
サイトによって発行されます。
ドメイン属性はブラウザーのアドレスバーのドメインと一致します。
先程のイメージですね。
サイトがサードパーティのサーバーにリクエストを
送信すると、サードパーティのCookieが作成されます。
BサイトがAサイトにリクエストを送信して
Cookieを作ってもらうことです。
Aサイトはは要求されたファイルを返し、
Cookieは訪問者に割り当てられます。
ファーストパーティCookieとは異なり、
サードパーティCookieのドメイン属性は
ブラウザのアドレスバーのドメインと一致しません。
通常、サードパーティのCookieは、
さまざまなWebサイトおよびWebトラッキングからの
コンテンツを表示するために使用されます。
ここが変更される点です。
Pardotへの影響
PardotはB2Bをメインにした
お客さんの行動を追跡するサービスです。
Pardotにおいても利便性から
サードパーティCookieを利用できていました。
しかし、Cookieの利用が制限されて
同様のことができなくなります。
2020年1月現在のところ、
サードパーティCookieで設定がされている場合が
多いでしょうから、要件を満たすように
設定を変更しておく必要があります。
次に設定変更の場所を見ておきましょう。
Pardotの設定
対応方法
Pardotは、この変更後も機能し続けるように、
SameSite属性を使用してサードパーティの
Cookieを更新するようにしております。
ただし、Pardotで現在追跡しているサイトが
HTTPSを使用していない場合は、
それらをHTTPSに変換して、ドメイン追跡が
期待どおりに動作するようにする必要があります。
この変更に対応するための必要条件は2つです。
- すべてのサードパーティCookieにSameSite属性を設定する
- HTTPSを使用する
基本的な対応は、2に対応していれば
いいということでしょう。
設定箇所
Pardotトラッキングコードを含むページはHTTPS経由で提供されます。
Pardotを仕込んでいるウェブサイトがHTTPS経由で
動いていることを確認してから設定をします。
最初に、Pardotの設定ページへ移動します。
管理>ドメイン管理を選びましょう。
移動後少し下の方へ。
トラッカードメインを出します。
HTTPSを有効にしていない場合は、HTTPSの状況が
HTTPになっています。
変更するには歯車をクリックします。
「デフォルト HTTPS」を選択しましょう。
設定してから最大15分くらい有効まで時間がかかります。
有効にしたドメインをデフォルトHTTPSに設定しましょう。
完了後に「プライマリとして設定」にしておきます。
「混合」などの問題が出た場合は
別途対応が必要ですが、概要としては
これで完了です。
【編集後記】
年配の人と話をしました。
一つの製品やサービスを何十年も
使うことを考えている世代の方にとって
数年で内容ががらりと変わるサービスが
ついていけないのは当然と感じました。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
とある賃貸契約の紹介
【子育日記(2歳)】
しているかなと思って、おむつの
中を見てみたのですが、何もありませんでした。