隣家の問題はいつも悩ましいです。
都会であればあるほど、隣家は間近まで建っています。
少しの使い勝手で住み心地が変わることを考えると、
できる限り、自宅優位で建てたいところです。
お互いが自宅優位にすれば、どこかしらで衝突が起きます。
こういうときの規範は民法となりますね。
実は民法には、隣家の窓やベランダがめっちゃ近いときに
目隠しを置くように求めることができます。
民法の適用順位として
民法で規定があるからといって、
絶対遵守ではないことに注意しましょう。
民法は最低限の市民同士のルールです。
最低限であるため、当事者間で定めたものが
優先されます。
何か揉めごとが起きて、しかも話し合いでも
解決できなかったときの拠り所の位置付けです。
新築予定で、すでに隣地の窓がこちらをこちらを向いているとき
後に建てるなら現況に対応した家を建てましょう。
相手の窓がこちらを向いているなら、窓の位置を
計測してこちら側で上手な目隠しをしておくと
隣家へ要求しなくて済みます。
逆の立場を考えていただければ、新しく越してきた
人がいて、急に私の家の在り方に注文してきたら、
嫌ですよね。隣人として長いおつきあいが考えられるのに、
最初から注文してくる間柄にはなりたくないもの。
わかっているなら、窓などの目隠しを建築家や工務店の
方に依頼して上手に避けてもらいましょう。
依頼するまでもなく、避けてくれていることが
ほとんどかもしれませんが。
後から建ちそうなものは想定して、新築時から質問しておく
では、後から何かが建ちそうな場合はどうするか。
そのことを想定して建築家や工務店に設計の段階から
質問をぶつけておきましょう。
建築家や工務店は親身になってくれる方ばかりです。
しかし、5年も10年もしてからでは、話が途切れてしまいます。
新築の段階ですでに、問題を想定して
隣地に高い家が建ったらどうするか聞いておきましょう。
近くにある空き地、駐車場は売買が進めばすぐに
何か建つ可能性があります。古家もそうです。
建築関係の方は、(素人からはびっくりするのですが)
何が建ちそうか予測できるものです。
間近のベランダや窓には民法
最後にどうしてものときは民法にも頼りましょう。
境界線から1メートル未満の距離において他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側(ベランダを含む。次項において同じ。)を設ける者は、目隠しを付けなければならない。2 前項の距離は、窓又は縁側の最も隣地に近い点から垂直線によって境界線に至るまでを測定して算出する。
民法上の規定を持ち出して、隣人とご相談です。
ただ、民法だからいつもいつも認めてもらえる
わけではありません。
実際は話し合いの一ツールとして使うことが適当です。
目隠し請求トラブルなどもあります。
先に住んでいる方に要求できない場合も、また、
地域による慣行による場合もあります。
まとめとして
できる限り、トラブルにならないように
プライバシー関係は法律よりも
設計段階での対応をしておくことが好ましいです。
お互いの権利がぶつかり合うところです。
交渉をするにしても、仲良く過ごしたい
隣人と交渉は骨が折れるものです。
何かしらの合意のためにの民法も、
もめたときの法律として、頭の片隅に
おいてみてください。
【編集後記】
道をあるていると、消防車が停まっていました。
しばらく歩くと、別の場所で警察が現場検証を。
またしばらく歩くと、救急車が停まっていました。
ちょっと珍しい日です。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【昨日のはじめて】
救急車・警察・消防車
【昨日の子育日記(2歳)】
夜たまにムクっと起き出します。
何かしらの夢を見たのか、
周りがいつも通りだとそのまま寝てくれます。
たまたま家事で離れているときにだと
大きな声で、呼ばれて焦ります^^;