土地の価格は、土地自体の価値だけで決まる訳ではありません。「隣地との関係がどうなっているか」、この点も土地の価値を評価する大切なポイントとなっています。
元々の土地が隣地との条件がいいとは限りません。
そして土地を買うときは、宅建士を(安全のために)通す場合が多いです。通すのであれば、この隣地との関係もしっかりと正してもらいましょう。この点をしっかりとやってもらっているなら、資産としても安心して保有できるようになります。
境界線がはっきりしている
戸建住宅の良さは土地上の建物をどうとでも変えられることです。もちろん建築基準法や都市計画法がこの自由度を下げます。
しかし、これらの法律と同じくらい自由度を下げるのが、隣地との関係です。
隣地とは離れるわけにはいかず、揉めても四六時中顔を付き合わせなければなりません。そう考えると、簡単に揉めるわけにもいきません。
関係性が始まると簡単にはそのバランスを変えにくいです。となれば、当初の関係性がはっきりしないうちから、境界線ははっきりさせておくことが得策です。
手間賃と賃金
隣地との関係をはっきりさせるには手間賃がかかります。
土地家屋調査士にお願いし、測量をし直してもらったり境界杭を新たに入れてもらったり。これらのことをすることで揺るぎない境界表示になっていきます。
ただ、そこそこ費用がかかります。この費用、土地を購入しようとする時の頭金を考えるとボディブローのように聞いていく小さな出費です。
人によっては簡易なやり方で終わらせている場合もあります。この場合でも書面を取るようにします。
隣地同士でお互いの境界線がここだということを納得しましたという覚書をするのです。これでもないよりはましでしょう。
空中越境も含めて隣地との承諾を取っておく
都会の隣地境界の話でよくあるのが空中越境です。
例えば防犯カメラやライトが空中で隣地にはみ出している。樋の厚みで境界からこちらにはみ出している。そういったこともよくあります。
境界について精査するときは、足元だけでなく空中も確認します。
境界確認は心が休まる作業ではありません。しかし、資産形成や将来の売却を考えれば、とても大切な内容です。土地を手に入れるときは気にしてみてください。
【編集後記】
子どもは話ができないことを改めて認識して気持ちを組んであげなければなと感じます。ベビーサインで通じたりくみ取れたりしても、「待ってくれ」とはまだ言えません。そういうことがないように先回りして行動したいです。
【昨日のはじめて】
洗面台と流しのコーティング
【子どもと昨日】
保育所に連れていくと、泣かずに先生の元へ行きました。先生もこういった過程を過ぎて成長していくとわかっていても、嬉しかったみたいです。
子どもは良くも悪くも気持ちを着飾ることができないので、嬉しさが素直に伝わってこちらも嬉しい気持ちになりました。