もちろん、キャリア作りであれば積極的にしていっていいでしょう。現場が実績になるものですから、やり方を学べばすぐに実績として作り上げることができます。その範囲が小さくても良い実績です。
しかし、トップダウンでの導入しないとうまくいかない理由があります。
横断的な方が威力がデカイ
事務系の方はよくわかってくれますが、自分の手元を一生懸命効率化したところで、次の部署も効率化してくれるとは限りません。
個人的にな経験でも。わざわざエクセルデータで入力して返せるように作ったデータを、わざわざ印刷してデータでくれる人が何人か。
データで出すことに何か後ろめたいことがあるのでしょうか。
イメージ図を出すとこんな感じです。営業事務が効率的なデータを渡しても営業が手書きのデータで渡し返してしまえば効率的なデータ処理から遠ざかります。
これは、営業がデータで処理しやすく伝えたとしても、営業事務が手書き処理に変えて実行していたりすると同様です。
営業事務の部門の話だけで話は終わらない。営業本体のやり方も大いに関係するところです。効果を高めるための横断的な実施です。
現場の人は仕事を奪われることを恐れている
RPAが仕事を実際に奪うかどうかはともかく、「AIが仕事を奪う」のようにコンピュータに代用されて仕事がなくなる例をいくらでも耳にしてしまいます。
そんな話を耳にすれば、「仕事が奪われる」と現場の人が意識するでしょう。
奪うためのRPA導入が本当の意味で成功するのか、怪しいところです。
背景の説明が必要
RPAで事務を効率化することは嫌がられます。
その先に全体図を共有しておかないと、その仕事を奪われる人は嫌がる可能性が高いです。
図示すれば、人が置き換わるように考えるのが当然です。
シナリオとしては、3人はRPAロボの監督としてあげる筋書きが一番いいでしょう。人を減らさずこなせる業務量を増やすことが良い解です。
権威づけが必要
一時的であっても業務を誰かに渡すのです。抵抗感が出るのは当然のこと。
おいしい仕事だけを選り分けて渡すこともできず、今やっている仕事がつまびらかになります。
自分の仕事を身近な人に全てさらけ出すようなことをどこまでするのか。
さらけ出させるには権威づけが必要でしょう。
横断的な部署を立ち上げてもよい
大義名分をつけて実際の形のすることも一つですね。
【編集後記】
子どもと一緒に病院へ行きました。
往年先生だったためか、こちらの質問はことごとく遮り、全て質問の向こうの質問をしてから。こちらも見ず。病院は待っている人が多くて進行を重視しているのはわかります。逆に顧客を大切にするべきと、他山の石にします。
【昨日のはじめて】
プリングルススモークチーズ
【子どもと昨日】
病院の診断で、完治の診断書をもらいました。