学力比較の難しさから考える独立時の特色の打ち出し方

こじま税理士のビジテクブログ | 学力比較の難しさから考える独立時の特色の打ち出し方

他の人と比べることは難しいです。
偏差値だったり、学校の総合的なテストだったり、土俵をそろえられるものは比較が容易に見えます。
しかし、国際間を考えると、その比較でさえ難しいと感じさせられます。

この難しさから、個性だったり特色の出し方を考えてみます。

もくじ

何が評価されるか

点数をつけるときには、評価基準が必要で、この基準を作ることが一番難しいです。
国際比較には、学習到達度調査「PISA(Programme for International Student Assessment)がよく使われます。

PISAでは、「読解、数学、科学の分野で何を知っているか、またその知識を使って何ができるかを調査」しています。

何を基準にするか

読解や数学を基準にするということは、一応のペーパーテストの比較となります。
このような基準にしているのは、比較をすることが難しいからでしょう。

例えば「積極性」を基準に置いた場合、各国において積極的として評価される姿勢に違いが出てくるはずです。
会議においての発言で考えれば、他の人の言葉をさえぎるぎりぎりくらいでも発言をすることが積極的として評価されるかどうか。

このような良さの違いが出やすい点を基準にはしにくいです。

そろえる難しさ

読解力において、参加する各国・地域の公用語または指導言語でテストが行われます。
公平な気もしますが、どの言語で最初の問題を作るかによって、その題意として正確に翻訳されているか怪しさを感じます。

また、仮にすべて英語で実施したとしても正しい比較が得られるわけでもありません。
国際で考えた場合に当たり前の点がそろわなくなってきます。

そろえやすいものを比較する

結果的に、おおよそ比較しやすいテスト内容で、比較しやすいものを比較する結果に至ります。
それが悪い訳ではないのですが、絶対的な一意の基準において、自然と正しく評価されるものではないと理解できます。

独立においても数値は比べやすい

独立においても、上記のように比較することが難しいです。

数値として比べやすいのは、規模、売上、件数、利益などなど。
数字は、余計なものをひっぺがした内容です。
りんごが5個といっても、大きやや形が異なりますが、それらを削ぎ落としていますね。
だから、比較に適しています。

誰かとの比較を出したいのなら、数値にすることがいいです。
情報を削ぎ落としてしまうと大切なところがボケてしまうなら、数値の比較ではなく質の比較を出すべきでしょう。

数値か質か、どちらで表すか

独立したばかりなど、数値がそろわないことがあります。
「独立1年」と書くよりも「独立30年」と書いてあった方が、評価が良さそうな印象を受けます。

初年度においてうまく出せない数値は質的なものとして表現しましょう。
逆にすでに数値でアピールできるものを持っているのであれば、しっかりそれを書いておくといいです。

どんな相手に訴求したいかによって、どの数値を出すかどうかが変わってきます。
入れ替えたり、量がそろったものを見計らって押し出したり、色々と挑戦してみましょう。


【編集後記】
ゼルダの伝説の実写映画の開発が報道されましたね。かなり興味があります。

【運動記録】
ストレッチ○ ジム○

【子育て日記(6歳・2歳)】
習い事の送迎。
手間がかかるので、習い事の数を制限していることを耳にします。
私自身は、本人のやる気が続く限りで、とりあえず色々させたいと考えているので、がんばって送迎中です。

もくじ