企業のトップの自己認識。一つの企業を作るほどですから、強いものとなっています。
一方で、そこで働く人は企業を起こすことができないような人たち。
どうしても企業のトップから見ると物足りなくなります。
さりとて、人を雇いにくくなっている世の中で、どちらが歩み寄るべきか。
5年や10年前のように一方が正しい風潮でもなくなってきました。
経団連の就活ルールの見直し
ついには就活ルールの撤廃が始まる見込み。
経団連は9日、会長・副会長会議を開き、就職・採用活動のルール「採用選考に関する指針」を、現在の大学2年生が対象になる平成33年春入社の就活から廃止することを正式に決めた。これを受け、政府は15日から関係省庁連絡会議で経団連や大学側と、学生が安心して就活ができるよう日程を協議する。また、新卒一括採用の見直しなど雇用のあり方全体に関しても、未来投資会議で議論を深める方針だ。
色々な背景もある上で、就活ルールの見直しがなぜに起きたのでしょうか。
大企業でも人が採りにくくなっている
大企業であれば人が採り易い大手企業がありました。しかし、そういった企業の今は採用に苦戦しています。
名のある企業と思われて入社に至ったというのは今は昔。
会社の信用力が高かった企業にとっても人の採りにくさは平等に起きます。
中小企業から盗っている、特定企業をターゲットとした第二新卒採用
では、大企業も含めて人が採りにくくなったときどう対応するかといえば、採用できなかった人を中途採用で引き続き埋めにかかります。
働き出すと新卒採用時とは異なり企業の見方が詳しくなります。
やりがいを説いて入社にこぎつけた中小企業などから、大手企業が人を盗りだします。
例であげるとX社は、A社で1−3年程度経過した人を大量に中途採用で採用。X社にとってA社はファームのような状態です。
A社の人事はそのような状態に気が付いているのかどうかは分かりません。
ここまで大量でないにせよ、類似のことは最近特に多いです。
「トップは従業員の気持ちが分かりにくい」を当然としては人が採れない
企業のトップと従業員とではやりがいが根本的に違います。
こんなにやりがいが違うのにも関わらず、企業のトップに従業員の気持ちを分かれという方が酷な話です。
一昔前であれば、企業トップが従業員の気持ちを分からなくても当然程度で片付けられました。しかし、上記のように多くの企業が中途採用で虎視眈々と従業員を狙っている状態では言い訳ができません。
してもいいですが、どんどんと従業員を盗られるだけです。
企業トップは従業員のやりがいを理解しにくい。
そうはいいつつも、企業トップからの歩み寄りが求められる情勢になっています。
【編集後記】
誰にでも初めてがある。当然ですが、後輩の指導をしていると「初めて」を意識することが多くなります。
【昨日のはじめて】
車の修理DIY
【子どもと昨日】
広い野っ原に連れて行きました。
我が物顔で見渡す限りを独占できる状態。
よっぽど楽しかったのか、自分の電池が切れるまでずっと歩いてくれました。