規則の構築と運用は別の観点であるということ。
また、構築や運用の基礎には、倫理観のような理念があるべきという点についてまとめてみます。
身近な例として、就業規則をとりあげます。
準拠した運用になっているか
就業規則において、その構築が法律に準拠しているかは最低限の部分です。
現実問題は準拠をしていなかったり法律の改正によって準拠しなくなったり。
また届け出を労働基準監督署に出していなかったりなどあるでしょう。
ただ、構築がしっかりしていても運用がそれに伴っていないこともあります。
つくってしまえば終わりというわけではないのです。
でも、その運用にこそ難しい点があるでしょう。
構築する際には、法律に準拠しているかどうかに力点が置かれます。
そして当然、運用する際にも法律に準拠している必要があります。
例えば、定年について載っている、準則として賃金や退職金について載っている。
載っているからもちろん大丈夫でしょうが、運用としてもそのとおりに与えているでしょうか。
恣意的な運用になっていないでしょうか。
これらくらいにわかりやすい部分であれば主張ができますが、わかりにくい部分であればどうでしょう。
最低限の運用なのか、積極的な運用なのか
載っている以上に与えていれば、問題がないと解釈もできます。
でも、記載以上に良い条件を与えることは多くないでしょう。
最低限の運用になって整合性がないなと感じるのは、理念が希薄だから。
記載されている文章を守ることだけに力点が置かれて、労働基準法にあるような労働者保護が運用の前提にあまりないからです。
その意味で、運用は最低限になります。
保護の前提が運用にあれば、積極的に保護することに力点が置かれますが。
積極保護が結果的に企業などの利益になるということを理解することも必要です。
ただ、なかなかそうはならないですね。
他の規定においても同様に、字面を守ることに力点が置かれて終わることが多いです。
構築のときにはよく考える点であっても、運用のときにもちゃんと理念を念頭に置いておきていものですね。
【編集後記】
事務所の(電子)印鑑ができあがりました。
印鑑は電子が主流になるでしょうから、実物のクオリティをどこまでにするかは趣味の世界です。
趣味は趣味で大切ですね。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・1歳)】
洋服を買いに行くと、カードケースがあり、長男が気に入りました。
買ってあげたかったのですが、子どもの範囲はちょっと超えた価格で諦めました。
おもちゃのように、カチカチ鳴って重厚感があったので、気にいるのも当然だなぁと、納得しています。