教育において、やり方よりも考え方を伝える

こじま税理士のビジテクブログ | 教育において、やり方よりも考え方を伝える

部署に新しく人が入ってきたときには、一人でもしごとができるように育てます。
その場合には、やり方よりも考え方を伝えるようにしています。

時間はかかるのですが、最終的に判断して自走する力がつくと考えるからです。

特に対人のしごとにおいて、こういった動きは大切です。

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もくじ

今回の対処をはっきりさせる

考え方を伝えるといっても、ある程度の型を伝えることから入ります。

考えさせるにしても、最初からではいいアイディアになりません。
幾度かはこちらの指示のままで実施してもらいます。

例えば、営業事務のようなしごとで、対処を伝えます。
相手に伝えておいてほしいことは3点で、その理由が1点あり急いでいる、とか。

考えさせる経験とともに、こちらの指示でさっさと処理をしてもらう練習になります。

 

対処の考え方を伝える

少しパターンの下地ができたら、対処の考え方を伝えます。

先程の営業事務の話でいえば、営業の人が動きやすく、お客さんが気持ちよくなるように、の2点が主です。
その2点を柱として、自分の行動を考えてもらいます。

手元の細かな動きに翻弄されるのではなく、大局を見て動けるように考えます。

難しいしごとであっても、このような考え方のパターンを10〜20程度伝えれば、多くの判断は自分でできるようになります。

こなすしごとの量も増えていきます。
ずっとチェックしているわけにはいきませんので、このように自走できるような教育が大切です。
自分で考えることを積極的に肯定してあげます。

対処の選択肢を増やす

考え方の柱ができれば、対処の選択肢を少しずつ増やしていきます。

一緒に返答をかんがえなければならない時期というのも、半年もすれば定期的なしごとは自分でできるようになります。
その間に一緒に対処するバリエーションを増やしていきます。

先程の営業事務であれば、営業の代わりに行動する場合、営業が処理をするまで間をつなぐ場合、営業の行動を促進する場合など、考え方に沿った動きの中で選択肢を増やしていきます。

考え方がわかり、対処の選択肢が多くあれば、その人に対処してもらってよかったと感じられる行動ができます。

しごとをぜひともお願いしたい人としての基礎をつくることができるでしょう。

 

まとめとして

一人でしごとをしても、信用して対処してもらえるようにさせる上で、考え方の柱をつくってあげることが大切です。
やり方ももちろん大切なのですが、考え方の筋が通っていると、相手にも伝わりやすいし、自分での判断もしやすくなります。

時間もかかる方法ですが、教育において、結局近道のやり方と考えます。
しっかりといい人を育てるときに、心がけたい点です。

 

【編集後記】
とある消費者向けのサービス提供を申し込もうとしたら、決済画面で税抜だったことに気が付きました。
こういうのはわざとやっているんでしょうが、会計系の意向が反映されない組織なのかなぁと感じます。

【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○

【子育て日記(4歳・1歳)】
下の子がいたずら盛りで、上の子のおもちゃを見つけては破壊しています。
うまくやり過ごしたりちょっと離したりして、上の子に耐えてもらっている部分も。

言葉がもう少し通じるようになるまでの辛抱でしょうか。

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