名前をつけないと認識されにくいものとして、コーディネータの価値があります。自分が普段から意識している仕事内容です。たまたま私が不在のときに同僚が取引相手方に不満を言っていて気がつきました。
今回気づいたコーディネータの役割
今回はソフトウェアの導入の際の説明会の開催でした。すでにプレゼンは終わり、導入の稟議も承認されています。
今回は、導入後の方向性を決める前に関係者全体を集めて初めて導入ソフトウェアの内容を説明する場でした。もちろん同席の予定だったのですが、緊急の用事ができたために、その説明会の最初の30分は不在としていました。
導入時に相談して趣旨が分かっている同僚もいるし、その同僚も既に私が分かっていることだからいる必要はないでしょう、という理由です。
しかし、緊急の用事を終えて戻ってみると説明会はイマイチ。終了した際に、趣旨が分かっている同僚はソフトウェア会社の不手際を指摘していました。
一体なんだったのか。
コーディネータの価値
今回の件は、コーディネータの役割を誰も果たしていなかったために、このような不満が出たのだと理解しました。コーディネータの価値は、当たり前のことを当たり前に進められるように、「場を用意すること」です。
今回の最初に足りなかったのは
- 外部の人が来てから説明開始時までのハードの準備のスムーズさ
- 導入時の趣旨のはっきりとした共有
- 今回の取引に至った経緯の説明
特別なことではありません。でも、全くできていませんでした。当たり前のことを当たり前に用意し始めていくこと。ビジネスで、とても大切です。
バックオフィス系などでのアピールとして
会社の行事を当たり前に進めていける力が総務やバックオフィス系の仕事で必要とされています。日本の会社は集団的なまとまりをよくする願望を持っていると感じることが多いです。意識される能力ではありませんが、上司になるような人はこの能力区分に気づいてくれる人も多いです。
また、外部と内部を繋げられる人はワークショップのコーディネータとしても有能とみなされます。
あなたの頑張りを見てくれる人がたくさんいます。決して派手な力ではありません。でも、縁の下の力持ちの力はいかんなく発揮し、会社のためにも社会のためにもいい場を提供してみてください。
【編集後記】
気温がだいぶさがってきました。早起きにちょっとつらいです。温かくして寝ます。
【昨日のはじめて】
網元のかに
【子どもと昨日】
帰ってきたときに、機嫌よく迎えてくれました。授乳中だったのですが、飲むのはいったん中断して、こっちを見てきゃっきゃっとしてくれます。