問題の正解を求める場合と完成を求める場合の二通りの道があります。
そして、よく言われるように、学校の問題においては正解を求めるものです。
ビジネスの問題、人生の問題においては、完成を求めることも多くなります。
両方の場合が存在するため、大切なのは、その問題が2つのうちどちらを求めるべきなのかを考えるものでしょう。
子どもの問題をどう教えるか
子どもに教材を使って教えようとしたとき、「こうするべき」と言ってしまっているなと感じました。
受験勉強やら資格の勉強やらをしていると、正解があるものです。
その前提がどこかにある上で教えると、どうしても答えがある問題だという前提で目の前の問題を見ています。
でも、子どもがどうやったらやる気を出してくれるか、続けてくれるか、興味を持ってくれるかを考えれば、目の前の問題に正解を下すことだけが正しいアプローチではないと感じます。
特に、社会に出てしまえば、身の回りの問題は正解がないものの方が多いです。
であれば、身に付けさせる方向は、正解のないものに向き合えるようにしたほうがいいのではと。
先生がいない学校
正解がない問題が主流だという考えは、フィンランドの教室でも現れています。
そちらでは先生とは呼ばずにファシリテーターと呼ぶように。
先生では、一方通行に回答を渡すものです。
ファシリテーターであれば、それぞれに対して適切な答えがある立場、答えが一意でない立場、合意形成をしていく立場など、多くの正解がある立場でものごとを進めています。
何かのアドバイスをする立場に自分が立つこともあります
修正がききやすいものも、正解よりも完成を
正解の有無の関係もありますが、修正がききやすいものにおいても、正解よりも完成を目指すものでしょう。
それは、Webの制作物において特に感じます。
一から自由につくれるWebの制作は細かなところまでつくりこみが必要です。
小さな例をいえば、h2タグのフォントサイズと行ボックスの高さはどれくらいがいいのでしょうか。
フォントサイズは、20pxがいいのでしょうか、22pxがいいのでしょうか。
実際につくってみて全体のバランスをみることが必要です。
すぐに修正がきくので、思い切って作り込んでからやり直しが可能です。
まずはつくること、完成させることを目指すものと区分けできます。
つくっていけば正解を求める気持ちが出ますが、それは横において完成を目指す問題と判断できる例です。
ビジネスでも正解よりも完成を求めよう
一番いい方向、一番うまくいく方法をビジネスでも求めたいものです。
正解主義であれば、一番があると考えます。
社長や所長の考え方に合ったものが正解ということでしょうか。
でも、紹介したように、社会に出た後の問題について、正解がないものが多いです。
また、修正がききやすいものであれば、完成させてから直すことも可能です。
完成させれば、修正する情報材料が集まります。
正解よりも完成を求めるものといえます。
もちろん、状況や環境によって誰かの正解を求めるべきかもしれません。
どちらを求めるべきものか、自分で選り分ければ、上手に方向性を決められますよね。
普段問題を選り分けていない場合は、大枠の方向性の検討に使うといいかもしれません。
【編集後記】
素材が意外と安かったので、鯛鍋をつくりました。
子どもにしゃぶしゃぶしてもらい、楽しんでもらえた様子です。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・1歳)】
洋服を買いに。
厳選して、バスボールをいくつか選びました。
いいのが入っていますように。