資格取得やMBAの取得など、
大学院に通う上でコロナ禍との関係は気になるところです。
大学に通うのとは異なり、
大学院に通う場合には、そのタイミングを選べます。
では、コロナ禍がある程度収束するまで待った方がいいのでしょうか。
個人の判断に関するところでもありますが、
コロナ禍下で今すぐ通うメリットと
見送るデメリットをまとめてみます。
キャリアなどの参考になればうれしいです。
コロナ禍下で大学院に所属するメリット
1 リモート授業で選択肢大学が増える
大学院は、なんやかんやで通うことを求めるところが多かったです。
でも、コロナで一変しましたね。
リモート授業が増えたのです。
大学院もしかりです。
そうすると今まで諦めていた大学院においても
出向く数を減らせる可能性があります。
諦めた大学院、気になる大学院の現状を
教務課に聞いてみてはどうでしょうか。
大学は(かなり)かたい組織なので
聞き方などにはコツがいるかもしれませんが、
必要な出席状況が変わった話を聞ける可能性があります。
2 授業への移動がなくなる
コロナ禍下で授業に出席しましたが、
リモート授業なので移動の必要がありません。
片道1時間かかっていれば、
往復で2時間の節約になります。
移動の時間はなにやら思考の整理に使うこともできますが、
家にいていいのなら、別の使い方もできます。
ある友人は、
「家から授業に参加できるから逆に
余裕で授業に間に合うようになった」とか、
「21時過ぎに終わってすぐに夕食が食べられるから楽」とか、
色々とその恩恵を享受していました。
移動時間を減らせるこの時期は、
逆にMBAやら卒業の肩書を持つのに
いい時期かもしれません。
3 遊ばない時間が当てられる
ワクチンが行き届いてくるにせよ外出が
制限されている状態が続いています。
今後緩和されるにしても、
まだまだ外には行きにくい可能性があります。
つまりは、遊びにくいです。
遊びにくい時間を勉強に割り当てられたら
使っていないものを使って成果を挙げるように
できます。
コロナ禍の下で時間の有効活用につながります。
4 研究テーマが増える(リモートやネット関連)
コロナ禍自体が研究の対象になる可能性があります。
「へぇ」と感じたのは、心理学分野です。
コロナ禍の影響にかかる研究対象が
多く発生しています。
税法関連においてはもう実務寄りの話が多く、
法的には申し越し静観しなければなりませんが、
それでもヒントがどこかで見つかります。
MBAを取得する際の経営系の議題も
多く出てくるでしょうから、これも探りやすい分野です。
5 新しい知識は刺激になる
刺激に飢えていませんか?
制限が多い中で新しい情報が入ってきても
ネガティブなものが多くありませんか?
学びにおいては、
知らなかったことを知る喜び。
つまり、ポジティブな刺激が入ってきます。
気持ちを整えるのにも
学びは最適な活動です。
6 リモートでのやりとりに慣れる
リモートでの活動を大学での学びで
習得できる可能性があります。
2020年は工夫をし始めたばかりでしたが、
翌年になれば、リモート授業の運営工夫をしだしている
教授らと、授業の準備の話をしていました。
ビデオをつくっての説明をしたり、
生徒同士のグループワークやディスカッション、
生徒の成果物の作成をウェブ上で行うなど、
工夫している先生が増えました。
企業においてもそういった工夫があるところはいいですが、
ないところは壊滅的にありません。
だから、大学の授業を学びながら
オンラインコミュニケーションの最先端に触れられる
可能性があります。
コロナ禍下で大学院に所属するデメリット
メリットがあればデメリットもあります。
1 交流会はほぼない
飲食を伴う交流はほとんど期待できません。
問題が起こる可能性を大学側が消したいので、
そもそも許可されません。
飲みニュケーションが好みの方にとっては
物足りないかもしれません。
嫌いな方にとっては余計な付き合いを
省けるのでいいかもしれませんが。
2 疎外感を感じる
授業によってはカリキュラムをこなすだけの
状態に陥る可能性があります。
気持ちの問題になりますが、
同じ学年の人がいても疎外感を感じる可能性があります。
うまくコントロールする点ですし、
論文の作成においては孤独がつきものなので
あまりこだわる点でもないかもしれません。
でも、「せっかく交流に来たのに」という
場面には出会うかもしれません。
3 教授陣がリモートに慣れない
メリットでは、ウェブ上での新しいコミュニケーションとして
授業から学べる話をしましたが、
教える側がリモートの操作に慣れていない場合があります。
工夫をしている途中であると、
もしかしたらウェブでの授業が間延びした内容に
なってしまう可能性があります。
「学んでいる」と感じられないデメリットがある可能性です。
4 仲良くなりたい人、なれない
「授業の終わりに少し話す」といった雑談はとりにくいです。
例えばZoomで授業をしたら、その後、授業の終わりの時間になれば
ぶつっと授業が切れます。
ホストが先生であることがほとんどでしょうから、
先生が退出すると通信が途切れます。
授業の終わりに関係ない話をしたり
別のしごとをしている人たちに話を聞いて
刺激を受けるといった交流はとりにくいです。
ウェブ授業と生の授業と両方を経験しましたが、
この刺激の差は大きかったです。
5 なんとなく授業料が損と感じる
普段は学校施設を使えますが、
できる限り学校施設を使わないような話が出ています。
感染を防ぐために不要な場合は
学校へ来ないといった措置がとられました。
学校へ行っていれば専門雑誌を目にしたり
キレイな共有スペースを使ったりします。
それができません。
本当はできていることができません。
必要かどうかはおいておいて、
なんとなく損をした気持ちになるかもしれません。
6 学びが薄いと考える人がいる
ウェブを通じた学習は、効果が薄いと考える人がいます。
誰かに学びを評価される場合、そういった判断を受ける可能性があります。
実際には、学びの方法に慣れていないといったことが
学びの深度の差につながっています。
就職の説明会でのアンケートを取ると、
生での説明会とウェブでの説明会の理解度の差は
ほとんどないといった結果が出てきます。
ウェブを通じた学習に慣れていないということが
一番の原因でありつつも、
勤め先などからきちんとした評価を受けられるか
確認しておく必要があるでしょう。
メリット・デメリットは優先順位をつけよう
ロナ禍の下で大学院に所属する
メリットとデメリットを6つずつまとめてみました。
これらメリット・デメリットは人によって等しい価値ではありません。
重み付けは個々人によって異なります。
時間の使い方として、この時期に大学院に行くのも
ひとつの効率的なやり方と個人的には判断します。
もし、大学院に行くことに興味がある方は、
あげつらったメリット・デメリットが
自分にとってどういうものか、考えてみてください。
大学院を含めたキャリアの検討につながればうれしいです。
【編集後記】
中古のとある設備の調査をしています。
廃業などもあるので、中古品も多く出回っています。
見積もりを取るのが楽しみです。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・0歳)】
帰ってくるとなぜかふりかけをもらいました。
「?」となりましたが、
明日の自作のお弁当に含めるようにしようかなと。