【執筆本のご紹介】電帳法まるわかりスタートブック

電子帳簿保存法について、一般の人向けに分かりやすい説明の内容を提供するというご依頼を受けて、電子帳簿保存法の執筆をしておりました。個人事業主のための「電帳法まるわかりスタートブック」というタイトルです。

すでに対策を完了されている方がいる一方で、同業の方に聞いても後回しにしているという話もあり、個人が使う内容としても税理士などがお客さんに説明する本としても役に立つものにできたらという趣旨で作成をしています。

本の簡単なご紹介をいたします。前半を無料で読むことができますので、資料として役立てていただければうれしいです。
なお、本としては以下の製品に同封される予定です。

もくじ

執筆趣旨と対象者

電子帳簿保存法について書く際に、多くの取り組みがされているものと差別化する上で、以下の点を重視しました。

  1. 全体像が分かる
  2. やらないといけないことが分かる
  3. 簡単に読める

また、使う人と場面についても下記の場面で使えることを念頭においています。

  1. 顧問税理士がいない方向けに、自分で対策する
  2. 税理士がお客さんに説明する土台にしてもらう
  3. ハード・ソフトウェアを販売する人向けの説明

なお、お試し版として、以下から内容を確認することができます。

内容のメリハリと余白を意識

電子帳簿保存法は、一つの法律で全ての会社や個人事業主に対して言及をしているので、どこをどう理解すればいいか分かりにくいことと考えています。

なにが義務なのか?なにをすれば対策が完了するのか?など、義務の対策が必要な点やその義務の対策についてどういうことをすればいいかに重点を置いて書いています。

税理士としてお客さんに説明する際には、最低限義務の部分の説明をするはずです。その点に対してこのスタートブックが使用しやすいと考えます。

また、最初に自社で作った請求書などの保存やスキャナ保存が義務でないと書いてそれらの説明を終えています。しかし、その記述から自分の事務所の内容として、続けていただくこともできるかなと。

読みやすくする上で削った内容でもありますが、余白として税理士事務所が説明するべき部分を(わざと)残しております。スタートブックを使って説明したからといって、事務所の独自性が薄れるような感じにしないよう気をつけています。

完全版には経理フローもモデルとして載せていますが、フローは会社や事業によって全く変わってくる点でしょうし、説明を改めていただければなと。

国税庁のまとめ以外にも使いやすいものがないか考えている方がいれば、ぜひ使ってみてください。

見た目もスッキリと

作成時には、編集の方やデザインの方もはいっていただきました。スッキリとした見た目に仕上げていただきました。

電子帳簿保存法にアレルギーを持ちやすい専門以外の方に向けて届いたらという想いです。内容も簡潔になっています。

なお、スタートブックのご紹介としてコラボしたYouTubeもありますので、よかったら見てください。

改正内容も反映済み

令和6年(2024年)の改正予定内容も反映をしております。その点もニーズに沿った内容にできたのではと考えています。

2022年12月の報道のときはかなり注目された気がしました。紙保存が認められるんじゃないかと。結果そうはならなかったのですが、ガス抜きのような報道という印象ですね。

改正がされたからといって、対策がそれほど大きくは変わらないかなと感じます。

まとめとして

電子帳簿保存法の話の前に、インボイス制度への対応に注力しているかもしれません。

いつものごとく、2023年12月に駆け込みの問い合わせや対応が発生する気がします。事務所においても、機器販売会社においても、その時期は忙しくなるということをやんわりお伝えしつつ、早めから意識をむけてもらうのに、ご紹介したスタートブックを使っていただければ幸いです。

なお、スタートブックを同封する「命名くん」はアップデートをして、予測入力や自動入力を行え、検索要件を充たせるものになっています。

【編集後記】
税理士関連の集まりに行くので、久々にスーツを着ています。

【運動記録】
ストレッチ○ ジム○

【子育て日記(6歳・2歳)】
子どもの写真記憶の力はすごいです。「ドイツが」という話をたまたましていたら、国旗について「いろがみっつで、、、」と、特徴を当てていました。子どもの頃は誰しも天才と言われる所以ですね。

もくじ