大学生とのキャリア相談。大学の選択理由について話した際に、何人家から「今ある偏差値で手が届く大学だった」「XX大学で入れる偏差値の学部だった」などという回答がありました。
一昔前であればそれでよかったのかもしれません。しかし、人事担当者から見て、意思のない人は優秀でも嫌煙されることがあります。
大学に行くのであれば、選べるうちにしっかりと内容を比較して、意思を持って進路を選ぶようにしましょう。
高校の進路指導と選び方に疑問
大学生への聞き取りで、偏差値で学部を選んだり大学から学部を選んだりを耳にしました。
一人や二人なら、そういう人もいたのかなという程度ですが、特に文系学部でどうしてこの学部を選んだか疑問だった学生らから、学部で大学を選んでいなかったという回答です。
大学の学部は学びの内容に直結しますし、日本では人生に直結しかねない選択です。
人事担当者と進路指導部の価値観の差
よくよくこの「偏差値ベース進路指導」を見つめてみると、高校の進路指導部の先生の価値観が直結してきていると感じます。
先生の持つ価値感と一般評価の差
進路指導部の先生は、先生業をしています。一部の先生は社会での一般評価に疎い可能性があります。
ただ、その学生が企業に就職する可能性があるのなら、終着点として企業担当者から見た評価を念頭においた大学・学部選びが来るべきです。
先生が持つ合格数ノルマ
そうは言っても先生にもノルマがあります。
高校から送られてくる就学結果一覧表では、「XX大学3名合格」などと、学部はまったく重要視されていません。
先生が単純に悪いというのではなく、先生が課されているノルマも理解した上で、生徒や親も考えないといけないのです。
結果としては自己責任にしかならないのですから。
学びの内容の重視と、2割しかいない理数系
学部や学んできたことを重視して就職活動につながる傾向は高まってきます。
理系学生をほしい企業というのもこのところ顕著に傾向がでています。採用人数を減らした銀行であっても、数理系統に強い(と見られる)理系の採用に注力しています。
理数系統になった時点で少数価値
ちなみに民間就職希望数は42.3万人。そして、就職希望として出てくる理数系等の割合は、2割程度です。
同じ分野の人が少ない方が競争が少ない。就職における優位な点になります。一昔前よりも、優位性は増しています。
やりたいことがはっきりしない人こそ、就職やできるようになることを見据えて学部を選びましょう。
【編集後記】
やる気がある方と交流することの楽しさを改めて感じました。
反対にそう思ってもらえるように、日々の努力を続けたいです。
【昨日のはじめて】
とあるセミナー
【子どもと昨日】
ベビーカーに乗ってお散歩に行きました。ここのところ夏のような日差しがあり、すぐに暑くなってきてしまったので、抱っこに切り替えて移動です。
帰ってから、おにぎりを食べ、少し日陰を作って寝かせました。こんな日もいいかと。