クラウド会計は期待したいたのですが、その期待の通りではなかったです。
期待と実際の差は、仕組み化という点で税理士をはめ込んでいるようです。
これから起業する人は、クラウド会計を使いたいと考えるかもしれません。
その場合、ちゃんと事前から設計をしておいた方がうまくいきます。
仕組み化は提供できていない
クラウド会計で一番問題なのは、仕組み化です。
今あるすべてをそのまま記述してうまくいくというわけではありません。
どこからデータを取ってくるか、どこのデータを取ってこないか。
そもそもデータの取れるところを決済として使うように変更するなど、仕組みから変えていく必要があります。
結局、税理士などの導入者を入れようとしているのはその部分からでしょう。
会計から遠いといわれるクラウド会計であっても、結局勘所は必要です。
連携の少なさ
データ取得ができるサービスが以外と限られていることにびっくりしました。
連携ができるものに限定してうまく構築していかないとサービスを進められません。
連携ができるサービスをまず選びたいです。
連携ができないサービスを使って慣れてしまうと、クラウド会計に入る際の障壁になります。
本当はすべてに対して連携ができるといいのでしょうが、大人の事情もあるでしょう。
APIを公開していないサービスであればうまくいきません。
HTMLのページから取得できるといいのですが、構造化されているようでされていないので、クラウド会計側もそこまではできない場合があります。
RPAなども、隙間を埋めるものとしていいですが、なんでも補えるわけでもないようです。
二重データ・突き合わせが弱い
データが二重で入っていないかは、構築を工夫するか目視をする必要があります。
手間がかかるところですから、本当はここが処理できてほしい。
でも、こちら側で構築していくしかありません。
また2つのデータから明細などをもっと突き合わせしてほしいのですが、それもうまくいきません。
おそらく突き合わせをしてしまうと、余計なデータとの合体があってイレギュラーとして入らない取引が出てくるのでしょう。
だから、二重になってもなくなるよりは入れとこうという発想で処理がされているのかと。
好き嫌いがうまれるのはこのあたり。
税理士でも構造的なものが好きな方は多そうなので。