戸建て住宅とマンションを考える際に、防災面での充実が考えられます。高層マンションで災害時に下りるのが難しくなる話もありますが、同時に、洪水等で戸建てが弱そうだというイメージを持つでしょう。
戸建と洪水や内氾濫には、基礎の高さを上げて床面をできる限り地面から離すことが有効です。
洪水や内氾濫は自治体のハザードマップ
お住いの地域は洪水や内氾濫の可能性はありませんでしょうか。土地の位置やマンションを選ぶ際に、どれくらい災害の可能性があるか調べる必要があります。
ただ、災害可能性がどれくらいあったらその土地を諦められるのでしょうか。親戚が近い、行きたい校区だ、などと理由を見つけると災害に対する優先度を下げて選択せざるを得ないこともあるでしょう。
まずは、思い込みだけではなく、自治体が発行をしているハザードマップで確認をしましょう。
その地域は過去のデータからこれくらい内氾濫があります、洪水が起きる可能性があります、というデータを提示してくれます。
個人の経験以上に対応するべき床の高さを教えてくれます。
災害対策で基礎高を上げよう
洪水等の可能性を調べたのちに、必要に応じて基礎高をあげるようにしましょう。基礎を上げると、災害の際に床上まで浸水することを防ぐことができます。通常の高さでは浸かる床面でも、10cmあげるだけで浸からない可能性がかなり高くなります。
基礎高を上げると良いのは、湿気対策も同様です。
湿気は床(地面)から来ます。カビや生活環境の悪化にもつながるこの湿気も、床面を地面から少しでも話すことで緩和されます。
基礎をコンクリート費用程度で数十センチ上げることもできます。工務店の方との相談ですが、型枠等の関係で費用が上がらない範囲で一番高い基礎高にすると良いでしょう。
基礎高上げの問題点はバリアフリー
基礎高を上げたメリットは上記の通りです。しかし、デメリットも存在します。その中の一つで一番大きなものはアンチバリアフリーの点でしょう。
単純に家に入るまでに基礎の高さが上がるということは、階段を一二段余分に登らないといけないということです。
バリアフリーがこれだけ叫ばれる中では、時代から逆行をしています。
ただ、災害に対して強くなるという点を考えれば、スロープや緩やかな段差をつけるなどしてこのバリアフリーを上手に取り込んでいく考え方もできます。
基礎の高さも、ぜひ戸建づくりでは気にしてみてください。
【編集後記】
カフェで仕事をしていると隣に娘さんを連れたお父さんが来て和気あいあいしてました。しばらくすると、息子さんを連れたお父さんが来て、楽しく談笑が始まります。たまたまですが、とても和やかな場所でした。
【昨日のはじめて】
天翔ゆずぽん酢
【子どもと昨日】
いただきますと、ごちそうさまがかなり上手になりました。儀式的に食べ始めるときに手を合わせるようにしていて、こちらが手を持っていかなくても食べ始めと終わりに上手に手をそろえます。
「分かるようになること」が分かり、学びは少しずつでも嬉しいものです。