税理士事務所のサービスを英語でも提供をしていて、YouTubeで宣伝をしてみています。
YouTuberという観点で考えると猛者もたくさんいる分野のためなかなかですが、リアクションの率が良いので、もう少し続けようと考えています。
英語で税務サービスなどをYouTubeで宣伝した感じをまとめてみます。
英語での伝える動機
税理士になる一つの動機として、日本語が堪能でない英語話者の人に対して、良いサービスになると感じたという理由があります。
学生のときや社会に出てからも、組織の制度や法律がなかなか日本語で入ってこない方向けに情報をかみくだいて、伝えていました。
精緻に翻訳していても、英語で話すと伝わらないことは結構あります。
というのも、前提の常識がかなり違うので、「そもそもなんでそんなことをする必要があるの」というところが噛み合いません。
機械的には翻訳して伝えていても、核心部分が伝わらないので頭に入ってこないのです。
そういう部分の需要を感じていたので、税理士になって英語で伝えるというのは、純粋に役に立てるしビジネスとしてもうまくいくという発想でした。
一方で、開業前に英語でのサービス需要について現役の税理士の方に相談したことがありますが、芳しい分野ではないんじゃないかという意見でした。
ダメと言われたので、逆にもえました。
天邪鬼かもしれませんが、ダメだとこうも明確に言ってもらえる分野は、ビジネスの観点からなんとなくうまくいく感覚があったからです。
では、実際どうだったのでしょう。
まだ初期の段階ですが、需要やビジネスへの感覚として当たっている部分もあれば、少し異なっている部分もあるというのが感じです。
サービス供給量に対して付け加えれば、税理士試験は日本語ですし、英語が話せる税理士という観点に関して競合がたくさんいるという感じは受けていません。
いらっしゃるのはいらっしゃいますが、日本語でサービスを提供している事務所群と比べると格段に供給量が減ります。
英語税務の需要量
では、英語での税理士事務所のサービスの需要はどうなのでしょうか。
「会計x英語」はたくさんの需要があるという方もいますが、結局はその方の営業が努力の賜物と考えるようが合っています。
というのも、その方は、かなりウェブ検索で上位だったり直接知っているお客さんからの紹介も受けているからです。ご自身で培った営業パイプを持っているといえます。
だから、「税務に英語ができれば濡れ手に粟でラクラク成功!」みたいなのはありません。
英語の需要をこれから狙う方向けに、需要はあるのですが、過度な期待は禁物と伝えたいです。
私自身も英語用に注力して、英語専用でウェブサイトを用意しています。
また、YouTubeも英語用として分けて作成をしました。
それでも、バンバン登録者が伸びたり問い合わせが何百件も来るということはないからです。
問い合わせ件数などは、やり方次第なので、これから改善していくところですが。
個別に刺さる需要の意欲
量に対してはこれからですが、しっかりした問い合わせをいただける感覚があります。
反応がいいので、どの部分かはきちんと精査しないといけませんが、英語と税務という分野は、うまく刺さる部分なんだという実感を持てます。
もちろん日本語での問い合わせと同様で、途中で終了になってしまうことはあります。
しかし、日本語のサービス問い合わせと比べて興味や購買意欲を持って問い合わせてもらっています。
お互いの喜びにつながる場合が多く、嬉しいです。
日本語レベルの違いによる刺さり方の違い
英語を話す方でも、日本語のレベルも高い方がいますので、そういう方には英語でなく、日本語の発信で大丈夫でした。
個別に情報提供の方法の需要を調査しています。
英語が母国語の方においても、日本語で税務のことを聞きたいという需要もいただきました。
日本語が母国語でも、英語でアメリカの税制のことを聞きたいという需要があるのと同様という理解です。
確かになと。
その意味で、全部英語でしなくても伝わるということがいえます。
また、英語が得意・不得意をおいておいて、その方とフィーリングが合うとうまくいくというのも改めて認識しています。
まとめとして
税務x英語や会計x英語の需要は、自己啓発やビジネス本で頻出の項目ですが、実際に税理士事務所として広報活動に取り組んでみると新しい発見があります。
メディアでもてはやされるほどは、英語での需要はないことを経験できました。
「ない」といっても悲観するほどではなく、確固とした需要が逆に「ある」と理解できています。
また、「税務を英語で」といっても、色の段階があります。
英語だけで税務をしてほしい場合もあれば、日本語をもっと使ってほしいという意見もいただきました。
改善をしながらですが、もう少しこの分野を掘り下げてみるつもりです。
応援をいただけるとうれしいです。
【編集後記】
ペースが乱れると長引きます。
タスクはしているのですが、それ以外をきちんと戻していきたいです。
【運動記録】
ストレッチ○
【子育て日記(6歳・2歳)】
上の子の英語の教材を少し検討しています。
初期教材が終わりそうなので。
初期教材は、なかなかいい路線が見つかったので、そのうち紹介してみます。