子どもに付き合ってアンパンマンを見ることもしばしば。
その中でよく出てくるのが「あきらめちゃだめだ」という言葉です。
これは、目標が必ずはっきりしれいれば
通じる言葉なのではないかと感じます。
物語であきらめてはいけないのは、
主人公の魅力を高めるからです。
困難に立ち向かい、人ができないことも
その人であれば貫き通せるのは魅力的です。
しかし、現実の世界はどうでしょうか。
あきらめの裏にある精神性を考えてみます。
「あきらめてはいけない」の裏にある共通価値
「あきらめちゃだめだ」とアンパンマンの中でよく聞きますが、違和感があります。
なぜにあきらめてはだめなのか。
子ども向けの番組ですから今目の前にある
やり方に固執してやりとげるのは当然かもしれません。
新しいやり方をたくさん見出す、調べるのは
小さい子ども向けにしては複雑な流れになってしまうから。
でも、実社会では「あきらめる」ことも大切です。
サンクコストにあきらめがつかずに戦略や方向性を
変えられない人は多いのですが、目標やターゲットを
変えてしまうことことが戦略の王道であるからです。
「がんばれ」は英語でどういう気持ちか
このアニメのなかの「あきらめちゃだめだ」は
「がんばれ」の意図で使われることも多いです。
意外とがんばれを英語で言いにくいのは、
この価値の固定と精神性からなのではないでしょうか。
「戦略を見直すよりも一度決めたことを突き通した方が
道をきわめる者としての高みに立てる」という考えが
どこかで聞いたことあるようなものです。
話を戻し英語でがんばれをみると
この辺りでしょうか。
- Good Luck
- You can do it
- Keep it up
- Hang in there
あんまり、固執しろとは伝えられていませんね。
4番目のHang in thereは少しその感触がありますが。
Hang in thereに似ているのはDon’t give upあたりでしょうか。
「がんばれ」に似た英語がないなんて極論をいうつもりはないのですが、
英語がんばれは、1ー3のイメージが強いかなぁと。
解答が決まっている世界は過ぎ去った
違和感があるのは、「解答が決まっている世界は過ぎ去った」からかもしれません。
何かの答えが決まっていて、その目の前の問題を解いたら十全なのであれば、
「あきらめるな」を使っても違和感が出ないでしょう。
でも、目の前の問題設定自体が間違っていることも多いです。
その問題を解いたら何になるのかと考えることも組織で
あるかもしれません。
上の人が作った問題設定を一生懸命解いたからといって
組織が活性化する糸口が見えないなんてことは日々
当然に感じるところではないでしょうか。
だから、がんばれの類義語として使われていた
「あきらめるな」に何か大きめの違和感がありました。
あきらめることも戦略の選択肢
「あきらめること」も戦略の一つです。
あきらめないかっこよさはドラマの王道であっても戦略の王道ではないでしょう。
最初から選択肢にしないことは戦略ではないのです。
ストーリーとしての戦略で意図して使うのであればまだしも、「あきらめない」の語呂に惹かれて使い続けることには意味がありません。
参入するならどう撤退するかも含めて
進めるとよいですね。
選択肢のうちで、あきらめることも積極的に一つの選択肢に入れてアイディアを練ってみてもいいのかもしれません。
【編集後記】
MacBookの電源がだめになったようです。
とりあえず、修理にもっていく予約しました。
【運動記録】
ジョギングO ストレッチO 筋トレO サプリO
【一日一新】
リンガーハットプレミアム
【子育日記(2歳)】
二人でスーパーへ買出し。
とってほしいものを伝えるとささっと
取ってくれるようになりました。
でも、伝えずに好き勝手させると気になったものを
取ってきてしまうので、注意が必要ですが。。