場の支配力に無自覚なファシリテータ

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ワークショップにおけるファシリテータの好みの話になります。

 

ファシリテータには色々な方がいます。

また、多様性を認める中のワークショップという意味合いが強い中で、色々なファシリテートの仕方それぞれは認められるべきという前提をなんとなくワークショップを学んでいる方は持っていると考えます。

 

しかし、ワークショップそれ自体に魅了され、場の支配力に無自覚になっているファシリテータの方を見かけることもあります。

場の支配力に無自覚になってはいけないとの他山の石になる点です。

 

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*休みの日のカフェで by iPhone X

 

もくじ

ファシリテータの自由さと場の支配力

ファシリテータは、促進の役割を担うその場の進行役であったり触媒役です。

ファシリテータは基本的に自由であり、その場の方向性を決める権限をもちます。日本でワークショップを行う場合には、参加者の方は比較的従順でなおのことその権限は絶大に感じます。

 

こういった絶大な権限を持っているからこそその場の方向性を決められますし、自由さを持っているからこそ触れられない気づきを与えてくれる示唆に飛んだ場を作れるのです。

 

 

が、絶大だからこそその場の支配力や権力性に無自覚なままファシリテートをしている方も見かけます。まれに強権的な方に出会うと得も言われぬ感じを受けます。

ワークショップに興味を持つような方はコミュニケーションが上手であったり、まだ上手でないにしろ優しさを持っている方が多いため、多数の問題には出てませんが。

 

空気に100%合わせる必要はない。ただ、空気は感じられないといけない

そもそも、場を制する力。参加者の空気感は色々ありいちいち反応していてはよい場は作れません。

いやいや参加している人もたまにいます。場をひっかきまわしたり、誇示することに存在価値を見出している人もいたり。それは、その方の目的ですから、どれも認められるものでしょう。

認められることを前提にし、それを感じてあげることも前提にする。

 

その制御と自己の権力のバランス。上手にとっていかなければなりません。

 

 

支配力に自覚的になろう

場の支配力は、たまに数値化してみると分かりやすいです。

ファシリテートをする場に限ったことでもありません。今の職場や家でもいいです。自分が思ったことをどれだけ通すことができるのか。1~4の4段階で見てみます。(5段階にするとみなさん3を選びがちですから4段階にしておきます)。

 

3以上であれば、場の支配力があるということです。

支配力があると分かれば、ものごとへの言い方や接し方を少し変える自覚になります。バランスをとりたいと考えるとき、少し見つめてみてください。

 

【編集後記】
庭木にアリがいました。土があれば出てくるのは当然ですが、大人になるとついつい距離をおけないか考えてしまいます。諦めて共生するよい方法を考えるべきでしょうか。とりあえず、子どもと今度アリで遊んでみようかなと。

【昨日のはじめて】
ティラミッシモ プレーン・チョコレート

【子どもと昨日】
朝4時に起きて遊んでいたせいか、夕方は早めに就寝です。日が上ると起きて沈むと寝るというのは、なかなかタイミングの生活。付き合っているとたまにちょっと眠いですが。

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