求められていないことをバッサリ削ってみることが、精神的にも効率的にも大きなメリットが出ます。
職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)を日本は意識していないと言われます。
それは、仕事を与える側もそうですが、受ける側も特に意識できていないと感じるところです。
網羅的にスキルを得ようとすること
仕事において使う知識は、ごく一部です。網羅的に習得するのではなく、全体と、特に使うところを得ようとすることで習得の精神的・身体的負担が減ります。
何かを学ぼうとするときには、網羅的に取り組みたくなります。
全体を学ぼうとすることはとてもいいことですが、取り組むことの一つ一つを網羅的に行おうとすることは、肉体的にも精神的にもコストがかかりすぎます。
人生の主力にしたいことくらいは取り組みたいことに関しては網羅的でも構わないでしょう。
しかし、取り組む際に必要なことを明確にし、取り組みを必要最低限にすることですっきりと向き合うことができます。
与えられていない課題を自分の課題とすること
自己啓発本の中には「経営者の目線で行動しよう」とよくうたわれますが、与えられていない課題に取り組むことは越権行為であり効率も落ちます。
上司部下の関係が存在するのであれば、自分の課題をはみ出して調子の領域に手出しすることは意味のないことです。
上司に情熱を持ってアプローチして最終的に褒められたようなエピソードは美談として取りだたされていても、そうしているのはごくごく一部でしょう。
後は、煙たがられて捨てられてしまいます。
それであれば与えられている課題を完璧にこなすことが求められる仕事の責任と理解できます。
心当たりがあって何か変えたい人は、取り組む範囲を明確にして自分の課題に集中することを選んでみてはどうでしょうか。
求められていない気づかいをすること
同僚・取引先などに求められていない気づかいをすることを、やめてみてはどうでしょう。
学校は知らず知らずのうちにその能力や性質がそろった人たちが集まっていることがあり、こういった気づかいが仲間意識や思いやりを形成する上でとてもありがたいこととされる場面はあります。
しかし、社会に出れば興味があることや求めることが異なることが増えます。
同じ会社を選んで目線が一緒としていたときとは趣向性が大きくことなってきており、気づかいが気づかいとして理解してもらいにくくなっています。
もし、同僚や取引先に気づかいをしても理解されない、つらい、役に立っていないのではないかと考えるのであれば、思い切ってやめてみてはどうでしょう。
ちょっとやめてみて、少しも困らなければ必要なこととわかります。
職務記述書(ジョブ・ディスクリプション)を意識しよう
能力拡大、課題拡張、気づかいは仕事の範囲が明確になっていない中で、特に求められていました。
経営者で「仲良くやることが大切」「全員野球」などという意見が出ている場合には、今現在も求められていると推察できます。
課題達成について評価されるように変わってきたとはいえ、職務記述型の仕事は日本でまだ多くはないでしょう。
それでも、これから変わっていくことを考えれば、従業員側に立っているとしても職務記述書の範囲を意識した仕事のやり方に変えて慣れていくべきです。
個人によって無駄と考えられるような仕事は異なっていますが、能力拡大、課題拡張、気づかいがどこまで求められるのでしょうか。
特に中間層になっている方に負担感が多いです。
職務記述型の仕事に移る際に、大胆にバッサリ削ってしまっても困らないかもしれません。
組織の緩衝材としての役割を、名ばかり中間層ではなく本当は組織を考える側が持つべき目線であるなら、職務記述型の仕事では不要なものとして、やめてみることが考えられます。
仕事のやり方を変えてみたい人は、仕事そのものではなくこういった周辺の気づかいに当てはまるところからなくしてみてはどうでしょう。
【編集後記】
月光仮面が、当時のヒーローとして乗っていたのは50ccのカブだったのですね。
今、道端で見つけたら風変わりと評価されてしまいそうですが、当時はリアカー程度の運搬力が主流だったと考えれば、比較級として憧れるものだったのでしょうね。
【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○
【一日一新】
アナと雪の女王2
ドラえもん のび太の新魔界大冒険
【子育て日記】
リメイク版ですが、ドラえもんを一緒に観ました。
ちょっと怖がらせてしまうかと想像していたのですが、「おもしろかった〜」と言ってもらえたのでよかったです。