その類似要素を利用して、学ぶときにそのパッケージの中で自分に近しいものから学びを攻めることが可能です。
ウェブ制作を行う際にもこの点を感じます。
制作においては、見た目を整えていくことにおいては、プログラミング言語で埋めていく点です。
でも、何を全面に押し出すか、どこに注力するかなどは、営業的発想です。
営業が得意であれば、ウェブ制作は営業部分から攻めた方がわかりやすいです。
必要な知識は多分野が入っている
Webでマーケティングを行うときを例に、一つの専門性の中にはいろいろな種類のものが入っていることをまとめてみます。
Webマーケティングは一応の専門領域であり、おおまかに次のような内容から構成されております。
- サイト分析(Google Analyticsなど)
- SEO対策
- SNS対策
- 広告(アドネットワーク、リスティング、アフィリエイト、リターゲティング、ディスプレイ)
- メールマーケティング
分析領域や専門知識については、「これでもか!」と専門的な領域が出てきます。
統計的な見方も必要でしょう。
でも、根幹にはお客さんを想像することが出てきます。
お客さんを想像するときには、商売の現場にいる人が強いです。
例えば、小売経験です。
バイト時代に、優秀な人は単価の高いバイトに流れ、小売の経験が少ないことがあります。
でも、現場でお客さんに接して欲しい物を提供するという経験は、想像力を養います。
B2Bの営業経験も同様です。
どのように企業間の取引が締結されていて、どんなところが問題になるのか。取引基本契約書では均一な重みがあるように取り扱われていても、営業実務上どこが問題になりやすいのか。
こういった論点は実際に営業をしているとよく理解できます。
Webマーケティングにおいて、こういった現場を知っているとどことなくカンが働きます。
得意なものから横展開
プログラミングが得意な方は、Webマーケティングを実施するときに、技術面からアプローチするといいです。
Google Analyticsを例にすれば、できることが多いのでしょうが、見にくいものですよね。
これに対応するため、どういった分析項目をおいた方がいいかなど、個別のカスタムレポートをつくることが多いです。
プログラミングをやっていれば、レポートのカスタムなどはお手のものでしょう。
ちょちょっと作業をすればすぐに身に着けられます。
逆に、営業経験はたんまりあるけれどもWebに詳しくない人は、営業をとっかかりにWebマーケティングを理解していくといいです。
結局は、お客さんの行動を予測したり捕捉したりするための仕組みです。
販売側としてお客さんの行動で何が必要かということを想像することが、行動の根幹になります。
Webマーケティングに営業の考えは活きる
営業職はどこか流行らない感じを受けるかもしれませんが、交渉や取引の基本の経験として活きてきます。
私も営業職の経験がありますが、ニーズを想像したり行動を想像したりする点で、Webマーケティングと営業の行動はとても似ているかなと感じます。
営業職で技術的な要素がないと感じる方は、こういった想像力を根幹として、専門的な内容を深めていくといいかなと考えます。
似た取っ掛かりから学びを深めること
Webマーケティングに限らず、似た取っ掛かりから深めることは学びにとても役立ちます。
専門的な知識だからといって、その領域だけの科目にはなりません。
Webマーケティングを例に、営業的な目線が行動予測は指標検討に利用できることがあります。
似たところから始めれば、スタートダッシュが効きます。
ダッシュで進めば楽しめます。
楽しめば学びも深くできるはず。
ということで、学びにくいものに直面している人は、似た取っ掛かりを見つけて進めてみていただけるといいでしょう。