起業時には、創業借入が可能です。
2期分の決算実績がなくても借入ができるものです。
創業時の借入では、特定創業支援事業の適用を受けることで特典として利息が下がります。
また、今回はあまり触れませんが、登録免許税が半額になるという特典も。
ただ、適用を受けるには一定のセミナーに参加する必要があり、かつ、そのセミナーの一部には士業関係者が参加できないものがあります。
結果として、利息を0.4%減らすのを今回諦めました。
特定創業支援事業で借入金の利息が減る
1,296の市町村において、創業創業支援事業計画を用意しています。
市町村の創業支援事業である認定を受けることで、起業時に特典を受けることができます。
大きなものは、借入金の利息軽減でしょう。
日本政策金融公庫で借りる場合に、その利息を0.4%下げることができます。
利息が減るなら、なんとなくお得なので適用したいですよね。
実際に、他の税理士さんで講習をビデオで少し受けただけで特定創業支援事業の適用を受けられたということも聞いたことがあります。
起業をする事務所や本社が所在する市町村の方針に従わないといけないですが、お得そうです。
実際どれくらいの負担減か、見合うか。
では0.4%とは、どれくらいの軽減になるでしょう。
100万円を借りていれば年間4,000円、1000万円借りていれば年間4万円の軽減につながります。
そこそこ減らしてくれるきもしますが、100万円〜500万円程度だと、4,000円から2.5万円の軽減ですね。
まあまあ減る気もします。
登録免許税が半額になるならなおさらです。
後は、認定を受ける金額と時間とを比べます。
無料であったり5500円程度だったりが一例なので、金額としては見合います。
ただ、認定を受ける際には6時間程度の講座を5回受ける必要があります。
これだけで30時間です。
また、そもそも士業で起業する人を参加拒否するセミナーもあるので、時間とお金が見合っても、参加できない場合があります。
起業時は、いろいろなことを考えたいですし、時間がないです。
お金は出せるとしても、時間は貴重な源資です。
一概に参加したほうがいいとはいえません。
ただ、バックオフィス系統を全くやっていない人は、一度参加したほうがいいでしょう。
オススメするために適用をしてみたかったが
今回のような利息の割引は、将来のお客さんの代わりに受けてみようと考えた次第です。
でも、適用できない事例があることも理解できましたので、以後は表現を少し変えながら提案をしてみようかなと。
失敗した経験というのも、アドバイスをする際にはとても役立つはずですから。
まとめとして
創業支援事業の適用を受けられる人は、積極的にこの制度を利用しましょう。
ちょっと使うだけで利息が減らせるのであれば、かなりいいでしょうし。
地域によっては、士業であってもセミナーに参加できる場合が多かもしれません。
借入をしたい企業の方は、将来的な起業のためであっても、電話をしたり直接会ったりして上手にこなしてしまいましょう。
【編集後記】
遅々としていますが、ブログの更新の骨格をつくっています。
早く仕上げて、お披露目できたらなぁと。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(4歳・1歳)】
買ってきた問題集を上の子がさっと終わらせました。
親子ともども、楽しめてこなせています。
10万円給付をもらったら、定期的な教材購入に全額あててしまおうか、などと妄想しています。