検索母数を増やせば比例的に転職・採用ができるか

「転職する」「採用する」は、表裏の方向性はあれ、マッチングの表と裏です。

求人を出せば、仲介の人には単純に接触する数を増やすことを提案されます。

曰く「たくさんの応募者に出逢えば、合う人に出会う確率が高まる」と。

感覚的に正しい部分と間違っている部分があることにも気づきます。

 

応募側も採用側も、見すぎると迷うのです。

 

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36.8%を見送った辺りがマッチングの最大値

決められた枚数のカードから好きなカードを選んで、最大の数になったところで止める試行を、グーゴル・ゲームといいます。

全体の数が見えない状態で、選ぶのは、転職する側も採用する側も同じ条件です。

この試行では、全体の36.8%を見送ると引くカードの数が最大になる確率が高くなるとの結果になっています。

最後までカードを選び過ぎると、最初に出ていたカードの方が数が高くなってしまいます。

 

転職側で言えば、「最初の方に出会った企業の方が良い条件だった」となります。
採用側なら、「以前の候補者の方が良い方だった」となりますね。

 

見すぎると基準が上がる

数値の実感以上に、見すぎると基準が上がってしまう弊害があると感じます。

採用側の例なら、以前の人の能力が高かったが、年収条件が合わなかった、と。

次に見る方の能力基準はいいものになってしまいがちです。

 

ショッピングに行って上級のものを見すぎてしまうと、ある程度品質がいい部類を評価できなくなってしまうような感じですね。

 

転職側でも同じところがあります。
同じ試行条件下ということが36.8%の実験結果ですから、ターゲットの企業を変えてみることでこの数値に少し変化はつけられるかもしれませんが。

あくまで試行。
外れ値もありますので、気概に頼っている場合も散見します。

時間的な要素を解決できるならという条件付きでしょうが。

確率は参考とお守り代わり

見すぎると選べなります。

それは、理論的にも経験的にも。

いくらでもどこまでも全てを確認した上で決めたい欲求は、どうしても出てくるでしょう。
だから、どこかで何かを納得させるための一要素として、こういった数のことを知っておくのもよいかなと考えます。

選択肢が一度に出てこないときの選定基準の足しにしてもらえるとうれしいです。

【編集後記】
必要になって新しい英英辞典を予約しています。
インターネットにもたくさん転がっているのですが、文献に使用するに適切にしたいなと。

【運動記録】
ジョギング○ ストレッチ○ 筋トレ○ サプリ○

【子育て日記(3歳)】
ご飯のときに「食べさせて」と言ってきました。
そのうちこういうこともなくなるんだろうなぁと、しみじみじいちゃんの気分なので希望通り食べさせました。

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