WordPressでホームページなどを改修するときの、作業手順をまとめてみます。改修を行う場合には、その前にどんなコンセプトに沿って改修を行うか、ページをどうするかなどの細かい取り決めはしておくと便利です。
なお、個人自身で全部変更する場合には、これらの取り決めを減らしてもそこまで問題にはなりにくいです。自分で処理してしまう場合の利点といえます。
バックアップを行う
念のためにバックアップを行いましょう。
一度変更をしてしまうと戻れない可能性があります。自分で作る安心部分です。変更前にサイト全体のバックアップを取りましょう。WordPressを動かすためなので、データベースとファイルシステムの両方がバックアップされているか理解しておきます。
既存のURL構造の確認
SEOへの影響を最小限に抑えるためには、既存のURL構造が変更後も保持されることを確認する必要があります。現在のパーマリンク設定をチェックし、必要に応じて記録しておきます。WordPressであれば、基本設定を変更しなければ現在のままの設定になるはずです。しかし、きちんと次のURLも同じ構造を維持しているかは確認をしておきます。
ステージングサイトの検討
2つの方法を検討しましょう。
一つは、力技で進める場合。
2つ目は、ステージングサイトを利用する場合です。
力技の場合
力技で進める場合は、このままテーマをインストールしていきます。何かしらが多少壊れても、バックアップを取っておけば復旧は可能です。そのリスクも含め、このまま進めていきます。
メンテナンス中ということは表示しておきます。
ステージングサイトを利用する
ステージングサイトを利用する方法も取れます。
例えば、WP Stagingのプラグインを使うと簡単にテスト環境の構築ができます。このまま、作った環境を本番環境に戻すには有料版(1サイト 89€/105US$)が必要です。これを使うか、無料版で作ったものをFTPでコピーして実行するかです。
なお、WP Stagingの基本機能は、最後のテスト環境の置換ではなく、テーマやプラグインのテストが目的です。
サーバー機能による複製
契約しているサーバーによっては、現状の環境をそのまま複製する機能がついています。そちらを使って、テスト環境を構築することができます。
テーマの変更とカスタマイズ
ステージングサイトの検討が終われば、選択肢に従って新しいテーマを選択し、必要なカスタマイズを行います。なかなか時間がかかりますが、できる限り短期間でこなしていきましょう。
リダイレクトの設定
必要に応じて、整理したページなどにリダイレクトを貼っておきましょう。Googleの評価に関わる可能性があるからです。また、パーマリンクの構造が変化する場合には、ここでしっかりフォローしておきます。
なお、リダイレクトというのは、AページにアクセスしたものをBページに自動的に飛ばす方法です。
プラグインとウィジェットの確認
新しいテーマに移行した後、使用中のプラグインやウィジェットが正しく機能するかテストします。互換性のないプラグインは更新または代替プラグインを探します。
ページのテスト、本場環境
すべてのページを慎重に確認し、レイアウトや機能が正しく動作するかテストします。リンク切れや表示されないコンテンツがないかもチェックします。
確認が完全に完了したら本番環境へ必要に応じて移行します。なお、SEOの観点からも影響がないか、合わせてチェックしておきましょう。
まとめとして
このように段階を踏んで行うことで、公開済みのページやリンクを保護しつつ、スムーズにテーマ変更を実施することが可能です。
ステージングサイトを作るかどうかが大きなポイントです。この点は、別途まとめられればと考えますが、テスト環境は、何かあったときのカバーとして優秀です。FTP置換をする方法も悪くはないので、構築して結果をみておきましょう。
【編集後記】
いい天気でした。行った先で、遠足の小学生に合いました。
【運動記録】
ストレッチ○ 筋トレ○
【子育て日記(息子7歳0ヶ月、息子3歳6ヶ月)】
夏前に、友達との遊ぶ予定をどうするか、相談しています。先に楽しみがしっかりあるのは、いいことですね。