会社から退職が発生する。残される方は納得できることもできないこともあります。
寂しい気持ちがある場合もあります。
そうは言っても職業選択の自由もあれば、雇われるかどうかは労働者が決めていい権利のため、最終判断はご本人です。
職場環境が合っていない。上司が合わない。仕事が合わない。キャリアアップしたい。
いくらでも理由はあります。
退職される側の人事は、感じる気持ち以外に冷静な分析と聞き取りを必ず行いましょう。
次の無用な退職を防いだり、今いる従業員への待遇改善に使えます。
いい企業でも全てがいいわけではない、悪いところを実体験で聞ける
条件が良い企業であっても、人同士の問題が起きることも。
条件が悪い企業であれば、その条件がネックになることも。
また、就社ではなく就職するのであればどんな仕事をするかで人の満足が変わります。人それぞれの個性があれば、同じ仕事で合う合わないが存在するものです。
こういった全体的なところを俯瞰しつつ、実際に勤めていた人(しかも辞めてスッキリした人)に正直な感想を聞くことはとても大切です。
おべっかを使わない正直な状態で、その会社のことをその人の視点から評価をしてもらえるからです。
今まで明確になっていない問題点を上長が理解できる機会が退職時
不満はあるものです。
普段やんわりと問題点や改善点を指摘している人は多いでしょうが、それは全く伝わりません。
辞める段階になってから、(今更感はとても強いですが)伝えたことで組織が動く場合が皮肉ながら多いことも。
直す気があるなら、辞めるとか言いだす前に全部直しておけばいいと感じるかもしれません。でも、組織には優先度合いがあります。
辞めるという危機的状況に陥っているからこそ、今更ながら聞き届けられたと考えられます。
退職直後は危機感があり、人事の組織改善の絶好の機会
立つ鳥あとを濁さずと考えて、不満点を伝えずに辞めている人。不満点を確かめずに辞めさせている人事の方にも出会います。
目の前に退職の答えを持った人がいるのに、みすみす離してしまうのはもったいないです。
もちろん辞める人に、退職インタビューはしにくいと感じるかもしれません。
しかし、何回もやっていると、これも慣れます。ぜひ、貴重な意見を集めましょう。
人は見たくないものは見たくありません。
経営層だってそうです。退職直後の機会を逃せば、また同じような組織体に戻っていくのです。
ただ、戻れば同じことを繰り返します。反省の機会。改善の機会。残っている方を大切にする意味でも、ぜひ活用してみましょう。
【編集後記】
出会いもあれば別れもある。まあ、そういうことなのでしょう。
歳を重ねると、「別れもあれば、出会いもある」と順番が反対になってきますね。
【昨日のはじめて】
スタイルバランス
【子どもと昨日】
寝かせる時にお腹をぽんぽんされるのですが、これは息子が僕を寝かしつけようとしているのかなと、感じます。
寝かしつけているようで、寝かしつけられている。深淵からのぞかれる気分でもあり、成長感じて嬉しいものでもあり、です。