新入社員への仕事の教え方をどうするか。
教える方と教えられる方のギャップがあり、気に入らないことがあったらすぐやめるとか怒られ慣れていない場合が散見されます。
さりとて教える30-40代も下の世代が変わってきていることを理解しています。
新入社員教育で言えば、ギャップが生じているのは50代前後と20代辺りでしょうか。
この50代前後の方と20代社員の教育において大きな差異が出てくるのは、教育体系が人間関係型かノウハウ型かという点です。
50代前後の講師に社内研修を依頼するとき、人によっては人間関係型の教え方に偏りすぎないように依頼時にお願いをするといいでしょう。
人間関係型の教育
最初に人間関係を構築することから始めます。仕事の内容は見て覚える、見て覚えるその下地は自分で作っていくように求めてきます。
50代前後以上の方は、このやり方で教育を受けている人も多いようで、受けた教育方法を講師になった際に実践してきます。
人間関係から入ること自体に問題はないですが、相性や対応の論理性で、問題が出てくることがあります。
20代社員との相性として
最近の若手にアンケートを取ると、得意なこととして空気を読むことをあげてくれます。だから、コミュニケーションとして劣っているわけではないのです。
50代前後の社員とは、友人や学校で培ってきたコミュニケーションでは埋められないコミュニケーションの相性があるため、そのままでうまく50代→20代に内容が伝わらないことがあります。
対応の論理性
人間関係型から入る教育の場合、対応の論理性の構築が甘いことがおうおうにしてあります。
いわゆるマニュアルに落とし込んで対応するよりも、個々のさじ加減で対応を決めるのです。
熟練の慣れた50代前後の社員であればさじ加減での対応が素晴らしい対応につながるでしょうが、今までの経験があった上でです。
その経験がない20代社員に対応の論理性を抜きに伝えようとすると、個々の対応の矛盾を感じられてしまい、結果内容がうまく伝わらないです。
マニュアル型の教育
マニュアル型の教育は最近の若い世代の主流です。
マニュアルに落とし込み、そのマニュアルの通りに動く。マニュアル人間という批判を50代はするでしょうが、低品質な対応を防ぐ側面があります。
20代の社員に教育をすると、
「マニュアルはないのですか?」
「マニュアルがあった方がいいと思います。」
と結構な割合で言われます。
マニュアルに落とし込むと物事の機微を削いでしまうため、経験を積んだ人はこの発言を嫌う人が多いです。
どちらがいいかはないが、マニュアル型にシフトの傾向
人間関係型がいい、マニュアルがいい、どちらとも言えませんが、若い人の目線でいくとマニュアル型にシフトしています。
企業の教育は効果や結果を求めることが主流であれば、マニュアルという型に沿った方が効果が測りやすいという理由もあるのでしょう。
年代によって慣れている型があります。狙いや効果、教育担当者と受講生のコミュニケーション促進に応じてそのバランスの調整があるととてもいいです。
講師をお願いする際、教育担当の方は年代による型のバランスも考慮してみてください。
【編集後記】
車の事故後の保険の処理がしばしば回ってきます。事故の原因はさまざまですが、注意していても結構起きるものです。
【昨日のはじめて】
TULLY’S COFFEE Smooth taste ESPRESSO
(香料が入っていないのですが、香りもありいい感じでした)
【子どもと昨日】
他の子どもとおもちゃのひっぱり合いをしました。そして、するたびに負けてしまいます。それでも、ひっぱり合いに挑戦をするので。
それ自体が楽しいんでしょうかね。