高額手数料という共通点。ネズミ駆除業者と税理士の紹介業

「供給側に営業力がないと、高額な仲介手数料を取られる」という現象は、供給側のビジネスにとって深刻な問題です。マーケットは、できない人や金銭を取れる人のところへとても寄ってく様子があります。マーケットに対して自ら仕事を取ることが下手な業者に対しての紹介業の手数料はかなり高いという意味で、ネズミ駆除と税理士で紹介業の意外な共通点でもあります。

ふとお話をする機会があったときにこういった事実を確認できました。本記事ではこの問題を取り上げ、供給者やサービス消費者の視点から考察してみたいと思います。

もくじ

税理士の紹介業

税理士を仲介する場合、高額な手数料が紹介された税理士側に発生します。一例では年間契約量の50%と。しかし、とても楽なのかもしれません。私の場合は、基本的に手数料を払って仲介の方を通して仕事をもらうことはしていません。

高額なものであるのと、よくわかっていない場合に商流の間に入られるのが苦手だからです。販売を中心とした仕事の経験がありますが、どうしてその人が間に入っているかというのは、よく考えさせられた課題です。紹介業が細やかにマッチングさせてくれるのなら、対価としての50%は安いのかもしれません。

しかし、実際はSEOとして上位に表示させてそのサイトを経由して契約をさせるビジネスモデルであることが多いです。また、同じ紹介会社が二股紹介をしていることがあります。同じ紹介会社が複数の税理士に無料の面談をさせて競わせるやり方です。その紹介会社は、どちらにせよ契約してもらえるので、懐は痛みません。しかし、このやり方は人材紹介会社などで昔あって、かなり批判された方法です。営業担当を分けるなどして、人材紹介会社の場合はこの批判に対処をしていますが、税理士紹介業の場合は、全く考慮してくれません。

お客さん側では問題がないのでしょうが、こちらとしてはもらえる金額も、商流負けしたという状態もあまりうれしくないものです。

ネズミ捕り紹介業の手数料について

ネズミ捕り紹介業界では、紹介業者から高額な手数料を要求されることが珍しくありません。この手数料は、実は税理士の業界と同じような感じです。結局供給側に営業力がないため、広告費としてこういった手数料を支払わざるを得ないのです。仕事の内容や業態は違えど、営業力がない人が多いと判断される業界の仲介のやり方は似ているのだと感じます。

顧客側は気にならない?

不動産業界における仲介手数料について、顧客側の気になる点について考えてみましょう。実際には、多くの顧客は手数料額に対してあまり気にならない場合が多いです。それは、顧客が税理士やネズミ捕り業者に依頼をするときに結局払う金額は変わらないからです。つまり、顧客が納得のいく内容を同額でもらえるという状態。初回の無料相談をお願いされるケースもそれなりにあり、紹介してもらえる代わりに時間費用などは負担して、また必要な業者は成功時に紹介手数料を払ってくれという状態です。

供給側として、営業力を向上することが求められると改めて感じる内容です。

営業側から攻める気持ちを

兎にも角にも、このような紹介業界で高額な手数料を取られるのは、供給側に営業力が不足しているためと痛感します。必要経費として広告費を割り切れる場合もあるでしょう。しかし、あまり肯定的な意見は耳にしません。結果的に、紹介で増やしていくという方法になっていくのでしょうが。

様々な業界で同様の問題があるため、営業側から積極的なアプローチをすることで業界全体を改善していくことが必要でしょう。まとめサイトの上位表示に勝るようにというのは、少し検討をしている点です。営業方針をうまくすることが、顧客の利益を最優先に考えることにつながりますし、もう少し改善をしていきたいです。

【編集後記】
内田敦さんの本を読んで、自分のやり方を見直そうと強く感じました。

【運動記録】
ストレッチ○

【子育て日記(5歳・2歳)】
子どもと大きな公園へ行きました。暑くもない時期なので、人も多く、満喫していました。

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